2025年になり白子川流域の浸水被害を軽減するため、既設下水道幹線(成増幹線)の収容能力を補強する施設として、新たな下水道幹線(第二成増幹線)を整備する工事が始まりました。皆さんが生活している下で掘削マシーンが地下を掘り進めているみたいです。
第二成増幹線工事の目的
第二成増幹線工事は、浸水被害を軽減するため、既設下水道幹線(成増幹線)の収容能力を補強する施設として、新たな下水道幹線(第二成増幹線)を整備することを目的としています。

白子川沿いの浸水被害

百々向川の暗渠がある周辺は谷になっており、成増周辺に振った水が集まり浸水被害が発生することがありました。直近では平成28年7月にも浸水被害がありましたし、2024年にもゲリラ豪雨などで浸水しそうななったことがありました。今後も、ゲリラ豪雨や台風などの自然災害の激甚化に伴い水災が発生する可能性があるため、対策を講じるということです。

昨今は白子川が増水することもあったりしますので、白子川からの浸水が起こらないためにも流域の旧百々向川の流路付近に幹線を通しておく必要があるのかもしれませんね。写真は昭和57年の台風時のものになります。
成増第二幹線の工事

成増北第二公園から下赤塚公園まで、トンネル工事をシールド工法にて実施します。トンネルの内径は2.8m、延長は2.2kmにおよぶ大型の工事です。※既に昭和50年に成増幹線が設置されているため、今回は第二成増幹線ということみたいです。

第二成増幹線は、成増団地の前にある成増北第二公園から下赤塚公園まで伸びる予定です。
成増北第二公園を出発したトンネルは、白子川沿いに延び、北口商店街の通りで左折し坂を上り、線路にぶつかると再度左折します。その後、赤塚高台通りで右折し、その後下赤塚公園に到達する、全長2.2kmにおよぶトンネルになります。

スケジュールとしては、2024年度末からスタートし、2030年度頃に完成する予定です。
シールド工法


シールド工法という手法を使って掘削機械が穴を掘って、穴をシールドでふさいでいく方法になります。そのため、スタートの成増北第二公園とゴールの下赤塚公園には機械の出し入れ用の大きな穴が開くことになりますが、それ以外には穴をあけることはありません。

また、トンネルの経路については、何か建物に影響がないかどうかについても逐次調査を行うそうです。
工事の状況
2025年3月


ゲートで囲われていました。内部も見えるのですが、特に何も置かれておらずスッキリしています。
2025年2月

トンネルのスターと地点となる成増北第二公園に行ってみました。

浸水から街を守る下水道管を作っているそうです。令和14年までということなので七年くらいかけて地下にトンネルができるのですね。



ショベルカーがコンクリートを剥がしてるのかな。これこら、大きな立杭が打たれ、マシーンが入るのかな。


これは何の装置かな。ボウリング的なものかな。

公園は普通に遊べるみたいです。けど、ボール遊びとかをすると工事現場とかに入ってしまうかもしれませんね。