東京を流れる石神井川を望む、緑豊かな高台――。

練馬区氷川台の地に鎮座する「氷川台氷川神社」は、「氷川台」という地名の由来にも深く関わっており、地域のアイデンティティであり人々の心の拠り所として大切に守られてきました。

現在、500年余りの歴史のバトンを未来へ繋ぐため、プロジェクトが進行しています。
悠久の歴史と、地域名「氷川台」のルーツ

氷川台氷川神社の創建は、長禄元年(1457年)と伝えられています。


室町時代、武将の渋川義鏡が古河公方・足利成氏との戦いに向かう途中、下練馬で石神井川を渡ろうとした際に泉を発見。

「お浜井戸」と名付けて須佐之男尊(すさのおのみこと)を祀り、武運長久を祈ったことが始まりとされています。発祥の地である「お浜井戸」(桜台6丁目)から、現在地へ遷ったのは江戸時代の延享年間(1744〜1748年)のことです。

境内には、江戸時代の歴史を今に伝える貴重な文化財が残されています。


- 角柱型水盤(1747年/延享4年)※区内の神社に残る唯一のもの
- 狛犬(1787年/天明7年)※区内の神社に残る狛犬として最古
- 力石など


また、春の例大祭では、江戸時代から続き3年に1度(4月第2日曜日)行われる「お浜井戸の里帰り」が行われます。発祥の地であるお浜井戸へ向けて神輿渡御が行われ、同じく江戸時代から伝わる「鶴の舞」が奉納されるなど、地域と一体となった伝統行事が大切に受け継がれています(※直近では2024年に実施)。
10月3日・4日開催!「氷川台氷川神社秋季例大祭」

地域の絆を結ぶ秋の一大イベント「秋季例大祭」が、今年も開催されます。

近年は夏の猛暑や気候変動の影響を考慮し、開催時期が10月第1週へと変更されています。
- 開催日程:
- 10月3日(土)午後6時:前夜祭(カラオケ大会など)
- 10月4日(日)午前11時:式典(地域の代表者の方々が御神前にて、地域の皆様のご健勝と安寧を祈ります)

※現在、境内が後述の建て替え工事中のため、専用の駐車場および駐輪場はございません。お越しの際は、徒歩または公共交通機関をご利用ください。
未来へつなぐ「令和の大造営」とむすび彩建プロジェクト

500年以上の歴史を刻む同神社は現在、大きな転換期を迎えています。
地域の誰もが参画し、集い交流できる「コミュニティの場としての神社」を創り上げるべく、「むすび彩建プロジェクト」(本殿・拝殿・社務所の再建計画)が着々と進められています。

これまでに社務所南館の竣工や新設公園の完成を経て、今後は2027年1月の本殿・拝殿・社務所着工、そして2028年8月の完成に向けて再建工事が進められていきます。子どもからお年寄りまでが安全に集い、笑顔の輪が広がる「ひらかれたふるさと」を目指すこのプロジェクト。

世代を超えて愛されてきた地域のシンボルが、どのように生まれ変わっていくのか。

今年の秋祭りとあわせて、ぜひ地域の歴史と未来に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

- ※再建プロジェクトや神社に関する詳細、ご支援・ご協力については、氷川台氷川神社の公式ホームページもあわせてご覧ください。*




