目白通りの裏手、閑静な住宅街の一角。練馬駅や桜台駅、新江古田駅からも少し距離があるその場所に、地域の人々に親しまれているお店があります。

その名も「酒・食事処 大(たい)」。


フジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』の「母と息子のやさしいごはん」シリーズでも紹介されてきた、オーナーシェフ・飯田大貴さんのお店です。

今回は、練馬で新たなスタートを切った「酒・食事処 大」を訪ねてきました。
開店直後から満席!地域に愛される温かな空間

時計の針が11時を少し過ぎた頃、そっと扉を開けると、店内にはすでに先客の姿がありました。

店内はテーブル席を中心に、奥にはゆったりとくつろげる座敷席も用意されています。

ワクワクしながらメニューを開くと、目に入ったのが5食限定のハンバーグ。
期待を込めて「まだ残っていますか?」と尋ねてみたものの、残念ながらこの日はすでに売り切れ……。

やはり、この看板メニューを目当てに早めに訪れるお客さんも多いようです。

そこで今回は、ローストビーフ丼をいただくことにしました。

丼には野菜がたっぷり盛られ、その上にはお肉がこれでもかというほど載っています。これで880円。ボリュームを考えると、「これは安い!」と思わず感じる一杯です。

ローストビーフはしっかりとお肉の存在感があり、野菜とのバランスもよく、箸がどんどん進みます。

そして、もう一つ印象に残ったのがスープ。

一見するとお味噌汁かなと思ったのですが、いただいてみると、お肉や玉ねぎが入った具だくさんのスープでした。
味噌汁とも洋風スープとも少し違う、和洋風の味わい。これがまた食べ応えがあり、ローストビーフ丼との相性もぴったりです。

ボリュームもしっかりありながら、とてもおいしくいただきました。
今回はハンバーグを食べることができませんでしたが、ローストビーフ丼だけでも十分に満足できるランチでした。
もう一つの人気メニューという「生姜焼き」も気になるところ。次回はぜひ、ハンバーグも味わってみたいと思います。

厨房からは、ハンバーグのタネをペチペチと空気抜きする音や、お肉をジュージューと香ばしく焼き上げる音が聞こえてきます。
開店して間もない時間から、店内には次々とお客さんが訪れていました。
二度の移転、そして試練を越えて――今、ここに立つシェフの姿

「酒・食事処 大」が歩んできた道のりは、決して平坦なものではありませんでした。
【第1章】文京区本郷(2020年1月~)
最初の店は、2020年1月に文京区本郷でスタートしました。
料理人の飯田大貴さんが料理を作り、母・貴美子さんが店を支える親子の店。
看板料理となるハンバーグも、息子が作った料理を母が喜んでくれたことが原点の一つだったと、これまでの番組などで紹介されています。
しかし、開店直後に新型コロナウイルスの感染拡大が起こり、約2年で本郷の店を閉じることになります。
【第2章】文京区音羽・護国寺(2022年~)
その後、文京区音羽へ移転。
ハンバーグをはじめとする料理が評判となり、多くのお客さんに知られる店となりました。
ところが、今度は天井や配管からの水漏れという思わぬトラブルが発生。
営業を続けることが難しくなり、再び店を移すことになりました。
【第3章】練馬区豊玉北(2025年8月1日~)
そして2025年8月1日、3店舗目となる現在の「酒・食事処 大」が練馬区豊玉北にオープン。
豊玉北3丁目の、以前「和食おやまだ」があった場所です。
現在は、昼には定食を、夜には料理とお酒を楽しめる店として営業しています。
本郷、音羽を経て、現在は練馬へ。
場所を変えながらも、親子で店を続けてきた歩みがあります。
| 放送日 | 番組・タイトル | 内容・時期 |
|---|---|---|
| 2021年10月3日 | 『母と息子のやさしいごはん ~親子の大切な居場所~』 | 本郷時代。2020年1月に開店した母と息子の定食屋と、コロナ禍での苦境などを紹介。 (フジテレビ) |
| 2024年8月18日 | 『母と息子のやさしいごはん2 ~僕と母さん 時々 父さん~ 前編』 | 護国寺時代。本郷の店を閉じた後、2022年に始めた2店舗目での親子の再出発を紹介。 (フジテレビ) |
| 2024年8月25日 | 『母と息子のやさしいごはん2 ~僕と母さん 時々 父さん~ 後編』 | 護国寺の店での経営、家族の支え、そして水漏れによる休業などを追う。 (フジテレビ) |
| 2024年12月8日 | BSフジ特別編『母と息子のやさしいごはん ~僕と母さん 時々 父さん~』 | 2024年8月放送の内容をもとにしたBSフジの特別編。 (BSフジ) |
| 2026年9月20日 | 『母と息子のやさしいごはん3 ~僕と母さんとハンバーグ~ 前編』 | 練馬・豊玉北の現在の店。3店舗目を開いた親子と、母が店を離れることになり、友人のユウキさんが店を支えるまでを紹介。 (フジテレビ) |
| 2026年9月27日 | 『母と息子のやさしいごはん3 ~僕と母さんとハンバーグ~ 後編』 | 練馬の店での新たな取り組みと、母・貴美子さんが久々に店を訪れた後の親子の思いなどを描く。 (フジテレビ) |
テレビで見てきた「大貴さん」の現在

飯田大貴さんと母・貴美子さんの姿は、これまでフジテレビの『ザ・ノンフィクション』「母と息子のやさしいごはん」シリーズで紹介されてきました。
番組では、料理人として店を切り盛りする大貴さんと、それを支える母、そして家族との関係など、店の営業だけではなく、親子の日々も描かれてきました。
テレビでその姿を見てきたからこそ、実際に店を訪れてみると、また違った印象があります。

この日の大貴さんは、友人のユウキさんらとも連携しながら、厨房で調理を続け、スタッフへの指示を出し、お客さんへの対応や電話にも応じていました。
忙しい店内を動きながら、次々と仕事をこなしていく姿。
テレビで見ていたこれまでの歩みを知っているだけに、現在の店で力強く仕事をしている姿が、とても印象に残りました。
テレビを見て気になった方はもちろん、練馬でおいしいランチを探している方にも、ぜひ一度訪れてほしいお店です。
店舗情報

店名: 酒・食事処 大(たい)
住所: 東京都練馬区豊玉北3-6-3 桜台フラワーホーム111
電話番号: 03-5838-5739
営業時間: 11:00~13:30/17:00~21:00
定休日: 火曜日・水曜日
最寄り駅: 西武池袋線「桜台駅」/都営大江戸線「新江古田駅」
酒処 大 (@syokuji_tai) / X 酒処 大(@sakedokoro_tai)




