板橋区の熊野町交差点。山手通りと川越街道が交差し、その上空を首都高速道路が通る、交通量の多い場所です。


そんな熊野町交差点の一角に、長年たたずんできた観音様をご存じでしょうか。
観音様の周りには、レトロな看板やさまざまな置物、古い品々が並び、独特の雰囲気をつくり出していました。街なかでふと目を引く、板橋の名物ともいえる風景です。
熊野町交差点にたたずむ観音様


この場所に観音様や数々の古物を集めてきたのは、不動産業で財を成した加藤さんという方。趣味で集めた品々を並べていたといわれています。

交通量が多く、車が行き交う熊野町交差点。その一角に広がるレトロな光景は、通りかかる人たちの目を引いてきました。


かつては事故が多かったこの交差点ですが、観音様が見守るようになってから事故が減った、という話も伝わっています。

観音様のご加護を感じていた方もいたのかもしれません。
2026年9月末、熊野町を離れることに

そんな熊野町交差点の観音様が、2026年9月末をもって、この場所を離れることになったそうです。

長年この場所を見守ってきた観音様と、周囲を彩ってきたレトロな品々。独特の景色が見られなくなることを、寂しく感じる方もいるのではないでしょうか。
10月中旬、現地を訪れてみると……
2026年10月中旬、現地を訪れてみました。

9月末で熊野町を離れると聞いていましたが、そこにはまだ観音様の姿がありました。

一方で、周囲に並んでいた古い看板や置物などは、少しずつ片付けられている様子。以前とは違う光景になりつつありました。

かつては観音様の近くまで行くことができましたが、訪れたときには大漁旗で入口が囲われており、以前のように近づくことはできませんでした。

夜空の下、風になびく旗。
見慣れていたはずの場所が、少しずつ変わっていく。そんな寂しさを感じる光景でした。
板橋の街角を彩ってきた風景に、ありがとう

山手通りと川越街道が交差し、首都高速道路が頭上を走る熊野町交差点。

その一角にあった観音様と、周囲に並ぶレトロな看板や置物の数々は、街の中でもひときわ個性的な存在でした。

毎日のようにこの交差点を通っていた方にとっては、当たり前のように目にしてきた風景だったかもしれません。

いつまで観音様の姿を見ることができるのかは分かりませんが、長年この場所にたたずんできた観音様に、感謝の気持ちを込めて。
観音様、長い間ありがとうございました。

おまけ 昭和レトロな建物



交差点の直ぐ側に昭和レトロな古物を集めた場所が。

寿司屋さんもあります。






