2025年板橋区ニリンソウ開花情報

2025年ニリンソウ開花情報をお届けしていきます。ニリンソウの2ヶ月という短い生涯を記録にとどめていきます。

ニリンソウとは

ニリンソウの特徴

ニリンソウはイチリンソウ属の多年草です。葉は少しぎざぎざのあるクローバーのようなイメージで、背たけは15-20センチ程度の小さな植物です。花を2輪咲かせることからニリンソウと呼ばれています。

ニリンソウ草の1年

ニリンソウは早春とともに生え、他の植物が芽を出し始めるころに花を咲かせ、そして他の植物が春の日差しを受けてぐんぐんと背を伸ばすころには枯れてしまいます。1年でニリンソウの姿が見られるのは2,3カ月という珍しい生き残り戦略をとる植物です。

ニリンソウの植生

崖下にひっそりと生育するというニッチ戦略をとるニリンソウですが、そんなニッチな場所が板橋区の武蔵野台地の崖下には広く存在します。

地下の根茎で繁殖するため、群生します(竹林みたいなイメージ)。

こうしたニリンソウと板橋区の関係もあり、板橋区では昭和55年に緑の保全と緑化推進のシンボルとしてニリンソウを区の花に選定しました。

ニリンソウは食べられる!?

若い根生葉やつぼみのついた茎は柔らかく、北国では山菜として食べる地域もあるそうです。煮びたし、ゴマあえ、酢のものとして早春の幸が楽しめるそうです。ただ、若干の毒性があるので食べ過ぎには気をつけてください(板橋区のニリンソウは食べないでね)。

ニリンソウの開花

板橋区では例年3月中旬からニリンソウ月間が行われます。

大門のニリンソウ

赤塚公園の大門地区は生物多様性保全区域であり、都内最大のニリンソウの自生地です。

武蔵野台地の北側の崖下になっており、ニリンソウがもともと自生していましたが、現在では地域のボランティアの方々が保全に尽力されており、3月下旬から4月上旬には見事なニリンソウの群生開花が観察できます。

4月上旬

3月22日

ニリンソウ月間がはじまったからか看板が出ていました。

3月下旬に入るとニリンソウが咲いていているのがすぐに分かるようになりました。

武蔵野台地の崖下のくぼみ等のちょっとしたスペースに白い可憐な花がポツりポツりと咲いていました。

3月15日

ニリンソウがポツポツと咲いていました。

ニリンソウが1輪だけ咲いてる。

まだまだニリンソウは花を咲かせる準備をしている感じですね。満開はあと2週間くらいはかかるかもしれませんね。

3月9日(つぼみ)

天気が良かったので武蔵野台地の崖下には春の日差しが差し込んでいました。

はじめはどこにニリンソウがあるのか分からないのですが、特徴的な白い節とギザギザの葉っぱはすぐに見つかるようになりました。

ニリンソウは群生するため、こんもり盛り上がるように草が増えています。こちらの群生は3月9日時点では大門エリアでは最も繁茂した群生で、2つ並んだつぼみも見えています。ニリンソウはつぼみもかわいいですね。

来週末には咲いていそうですね。

2月下旬

まだニリンソウの姿も形もありません。

赤塚植物園のニリンソウ

赤塚植物園にもニリンソウが咲いています。

3月9日

赤塚植物園のニリンソウはまだ芽が出てきたばかりという感じです。葉が1枚のものが太宗で、まだ地上に顔を出したばかりといった感じです。春の日差しが眩しいのではないでしょうか。

大門地区に比べると1,2週間遅れている感じがします。

郷土資料館のニリンソウ

郷土資料館の田中邸のある中庭にもニリンソウが生えていたりします。無造作に生えているので、よ〜く見ないときづかないのですが実はニリンソウです。

お役立ちリンク

2023年の開花情報です。

区のホームページ。ニリンソウの説明が詳細に掲載されています。引用させて頂きました。どうもありがとうございます。

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