回はなります探検隊の第一弾として百々向川の暗渠探検に行ってきました
百々向川の暗渠とは

百々向川は光が丘公園がある赤塚新町3丁目から白子川(正確には旧白子川)まで流れていた川です。

現在は全流域が暗渠になっています。
百々向川緑道 · 〒175-0094 東京都板橋区成増3丁目19−7〒175-0094 東京都板橋区成増3丁目19−7maps.app.goo.gl
探検
成増児童館からセイユー、セイユーから川越街道、川越街道から水源の3つに分けてご紹介いたします。
成増児童館からセイユー

13:40分に成増児童館前からスタート(本当は旧白子川からスタートしたかったのですが、子供の説得に失敗)

雨上がりの暗渠ということでジメジメした道が続きます。

百々向川は低いところを流れているので横道と交わる度に階段があります。

途中に地域のコミュニティスペースになっているcafe&Gallery Patinaがあります。わが家もナリマママルシェなどで度々お世話になっています

かつての百々向川に降りるためのはしごの跡でしょうか。こんな形跡を探すのも暗渠探検の醍醐味かもしれません

百々向川緑道がなくなったので、ここで川の形跡を見失います

どうやら、道沿いに少し蛇行しながらセイユーを横切るように百々向川は流れていたようです(セイユーの地下がどうなっているかは後ほどご説明します)。
セイユーから川越街道

セイユーの西側に暗渠は続いている模様です。

公園の横の道が蛇行していて川の名残を感じます。

業務スーパーに続く道はいかにも暗渠の雰囲気。ここの地形はV字谷になっています。

業務スーパーの横が草地になっています。こういう不思議な土地は川の痕跡!?

せっかく来たので業務スーパーでちょっとおやつを購入

草地になっている場所の先を辿ると小路が続きます。

水路があります。ここだけ開放されている!?

赤塚高台通の陸橋まで出てきました。

ここで道を見失いましたが、陸橋を超えて道の反対側にわたり、線路をくぐるとすぐに暗渠らしき跡を発見

少し不思議な形の建物がありました。暗渠と道路の間に挟まれた土地に建てられているようです。


ここには庚申塔があり、盗人が橋を作ったという話が書いてあります。この庚申塔は川越街道沿いにあるので見覚えのある方もいるのではないでしょうか。
川越街道から水源

川越街道の陸橋をわたると曲がりくねった道が見えます。

成増小の前の道を進みます。

子供の銅像のところで小道を見つけました。

この道を真っすぐ進みます。

公園に出ました

公園でおやつを食べたり遊んだりしてちょっと休憩タイム!

子供も遊ぶ場所なのでベンチでタバコ吸わないでほしいし、吸い殻は持って帰ってほしい

公園を出て人が一人通るのがやっとな小道を進みます。
【なります探検隊】百々向川の暗渠の終点(光が丘公園の手前)youtube.com
※娘のナレーション付きなので良かったら動画もご視聴ください(終点の様子です)
小道を進むと少し広い通りに出るのですが、そこを20m程度進むと民家の私道らしき場所がありました。ここが行き止まりでした。

古地図を見ると、光が丘公園の手前のこの辺り辺が水源なのではないかと感じました。かつては湧き水の出る沼があったとか。

もう光が丘公園は目と鼻の先です。
ここまでで休憩(15分)も含めて所要時間一時間半でした
結構いい運動でした
百々向川の切断

百々向川は実はセイユーで切断されているそうです。さらに言えば、セイユーの北側の暗渠は河川として登録されていないそうです。
水の通り道のゆがみは、30年後に影響する〜成増ACTの建設 – 板橋区議会議員 自由民主党 坂本あずまお西友成増店の建っている場所には、かつて川が流れていました。 当初の案は、こんな図面でした。成増ACTと成増駅北www.azumao.com
坂本あずまお区議会議員のブログに詳しい解説があったのですが、北口の開発に伴い百々向川のセイユーの西側は河川解除されているそうです。
ただ、大雨のときなどはセイユーの周辺で水の流れが断絶されているためか、水が流れていることがあるそうです。
断絶された川の微かな意識が大雨で呼び戻されるようで、少し可愛そうだな〜と感じてしまいました(「千と千尋の神隠し」のハクが好きだからかもしれません)
最後に

なります探検隊の第一弾となった百々向川の暗渠の足跡を辿る探検でした。
アップダウンのある道を1キロ近く(往復2キロ)歩くので、子供たちが歩き疲れないか心配でしたが、意外と頑張ってくれました。
暗渠巡りは子供にとっても楽しいみたいでした

帰り道に成増小の横にある牛乳屋さんでおやつを買って帰りました。
次回はどこに行こうかな〜