2025年12月14日、横浜はあいにくの雨模様。しかし、会場のホライゾンジャパンインターナショナルスクールでは、ファースト・レゴ・リーグ (FLL) Challenge 2025-26 関東予選大会(2日目)の熱気で満たされていました。
この予選は、翌年2月の全国大会への切符(総合順位上位10チーム)をかけて、関東地域の強豪チームが技術力、リサーチ力、チームワークを競い合う、総合力が試される舞台です。
🤝 地元・板橋区チームの活躍

今大会、板橋区からは計4チームが参戦し、会場を大いに盛り上げました。教育科学館からは3チームが参加し、昨年から大幅に体制を拡大。また、板橋第五小学校の西谷校長率いる強豪チーム「TEAM NAR-ITA Aster」も加わり、板橋区のSTEM教育の層の厚さを示しました。
| チーム名 | 拠点 |
| 教育科学館チーム 縄文ズ | 教育科学館 |
| 教育科学館チーム メガハニワズ | 教育科学館 |
| 教育科学館チーム 結束バンド | 教育科学館 |
| TEAM NAR-ITA Aster | 板五小学校 |
📅 大会当日の様子と「猛者ぞろい」の日曜日

朝6時半に家を出て、一路、横浜へ。地下鉄で1時間ほどかけて横浜駅まで到着しました。あいにくの雨天でしたが、会場のホライゾンジャパンインターナショナルスクールまでは天井付きの遊歩道が続いており、傘に頼らず移動できました。

午前8時半集合、9時15分からの開会式を経て、すぐに競技がスタート。この日曜日の大会は、土曜日の参加チームが練習に充て、「猛者ぞろい」となる傾向があると言われており、会場は朝から高い緊張感と熱気に包まれていました。

🤖 競技と採点:総合力が試される4部門

FLL Challengeは、以下の4つの部門で評価され、それぞれが総合順位の25%を占めるため、技術、研究、チームワークのすべてが問われます。
1. ロボットゲームとロボットデザイン

まず、ロボットゲームでは、チームが設計・プログラミングした自律型ロボットを用い、2025年シーズンのテーマ「Unearthed」(発掘)に沿ったミッションに挑戦します。制限時間は2分30秒、満点は545点です。

競技は3回行われ、最高得点が採用されますが、ロボットはフィールドに設置された様々なミッションをこなす必要があり、道具の装着や正確な発射をミスなく行うのは至難の業です。競技が始まると会場は熱気に包まれ、練習通りにミッションをこなせたチームの歓声と、うまくいかずに肩を落とすチームの姿が見られました。

そして、ロボットデザインの審査では、点数という結果だけでなく、その技術面が評価されます。チームはロボットゲームで使用したロボットの設計や、ミッション攻略のための戦略について、審査員に5分間で説明。ロボットの構造、プログラミングの効率性、そして技術的な創意工夫が評価対象となります。
2. イノベーションプロジェクトとコアバリュー

次に、イノベーションプロジェクトでは、毎年発表されるシーズンテーマを探求し、それに関連する現実社会の課題を特定し、その革新的な解決策を5分間でプレゼンします。

2025年の考古学をテーマに、教育科学館チームは、区内遺跡の調査、発掘の様子再現、ハニワのホログラム作成など、創意工夫を凝らしたプレゼンを展開。その過程では、区や郷土資料館などの専門家へのヒアリングも行い、板橋区の総合力を集結したリサーチの成果を発表しました。

これらの技術と研究の評価と併せて、コアバリューも評価対象となります。これはFLLの活動全体を通じて、チームワーク、学習への姿勢、他者への尊重など、FIRSTの基本価値を実践できているかを評価するものです。具体的には、ディスカバリー(発見)、イノベーション(革新)、インパクト(社会への影響)、チームワーク(協調)の4項目で評価されました。
結び

リアルタイムで得点が更新される中、子供たちの挑戦を見守り、一喜一憂する親の姿も多く見られ、FLLが親子の競技としての側面も持つことを印象付けました。

この日、40チームの中から総合順位上位11チームが、次なる舞台である全国大会への出場権を獲得しました。






