都営大江戸線・練馬春日町駅から富士街道を高松方面へ少し歩いたところに、角地にたたずむ平屋のレストランがあります。

それが、地域で長く親しまれている「ランチハウス けや木」です。

ハンバーグやナポリタン、グラタンなど、どこか懐かしい洋食が味わえる一方で、このお店の魅力は料理だけではありません。

店主ご夫妻とお客さんとの何気ない会話、子どもたちへの細やかな心配り。小さな店内に流れる、肩ひじ張らない温かな空気もまた、「けや木」が地域で愛され続けている理由のひとつです。
1. 篠田ご夫妻が守り続ける、懐かしく確かな味

店を切り盛りするのは篠田ご夫妻。

ご主人は、都内のフレンチやイタリアンなどで10年近く経験を積んだ料理人です。


店内には、ハンバーグ、オムレツ、グラタン、カレーなど、昔ながらの洋食メニューが並びます。なかでもナポリタンは根強い人気を誇り、平日にはお得な日替わりランチも用意されています。

この日は、チーズをのせて香ばしく焼き上げたハンバーグに、サラダ、コーンスープ、ごはんが付いたセットをいただきました。




そして、子ども連れのお客さんにうれしいのが「カエルのお皿」。

店内には奥様の趣味で集められたカエルのオブジェも数多く飾られていて、店の中を歩いていると、思わず探したくなります。
料理だけでなく、こうした小さな遊び心や心配りからも、ご夫妻の温かな人柄が伝わってきます。
2. 富士街道の歩みとともに。街の変化を見つめてきた「けや木」

「けや木」の創業は1988年。
現在の店舗からほど近い場所で営業を始めました。
その後、都営12号線、現在の大江戸線が開業。1991年12月10日には練馬~光が丘間が開通し、練馬春日町駅も開業しました。

そしてその後、富士街道の道路拡張に伴い、現在の場所へと移転。
長い年月の中で、店の規模は変わりました。
かつては50人近くのお客さんを迎えることができた店から、現在はカウンター4席、テーブル10席の計14席ほどのこぢんまりとしたお店に。

それでも、地域のお客さんを迎える姿勢は変わりません。
大江戸線の開業や道路の整備、住宅地としての発展など、高松の街が変化していく中で、「けや木」もまた、この街とともに歩んできました。
3. 料理だけではない。何気ない会話にある「けや木」の温もり

店内に入ると、どこかホッとするような空気があります。
カウンターでは店主ご夫妻とお客さんとの会話が交わされ、テーブル席では家族連れが料理を囲む。

特別な出来事がなくても、そこには自然と人の温もりがあります。
「今日はどうしたの?」
「いつものにする?」
そんな何気ないやり取りが積み重なって、お店とお客さんとの関係ができていく。

長く続く町の洋食屋には、料理の味だけでは語れない魅力があります。
「けや木」の14席は、決して大きな空間ではありません。
だからこそ、店主ご夫妻とお客さんとの距離が近く、初めて訪れた人にもどこか安心できる雰囲気があります。
1988年の創業から約38年。
街が変わり、人の流れが変わっても、ここには変わらないものがあります。

美味しい洋食を食べながら、店主ご夫妻との会話を楽しむ。
そんな時間を過ごせることこそ、「ランチハウス けや木」の大きな魅力なのかもしれません。

高松を訪れた際には、少し足を止めて、昔ながらの町の洋食屋を訪ねてみてはいかがでしょうか。
店舗概要

- 店名:ランチハウス けや木
- 所在地:東京都練馬区高松1-37-18
- アクセス:都営大江戸線「練馬春日町駅」から徒歩約5~8分
- 席数:14席(カウンター4席、テーブル10席)
- 駐車場:2台
- 営業時間:11:30~15:00、17:30~21:30
- 定休日:木曜日、第1・第3水曜日
- 電話番号:03-3825-7050




