近年、旧川越街道沿いやその周辺で大規模なマンションの建設工事が本格化し、少しずつ近代的な姿へと変貌を遂げようとしている埼玉県和光市白子。


しかし一歩路地へ入ると、そこにはかつて宿場町として栄えた「白子宿(しらこじゅく)」の歴史と情緒が今も色濃く息づいています。


2026年10月4日は、変化の真っ只中にある白子の街で、地域を優しく見守る鎮守「武州白子熊野神社」と、街が一体となって盛り上がった秋の素敵なお祭りの様子、そして境内に生まれた小さな新しい癒やしのスポットをご紹介します。
千年の歴史が紡ぐ鎮守の森と、伝統の音色が響く「例大祭」



白子の街を語る上で欠かせないのが、平安時代に創建され、およそ千年の歴史を誇る白子の鎮守「武州白子熊野神社」です。




境内には市指定民俗文化財の「白子富士(富士塚)」などもあり、厳かな空気が漂います。ここで毎年10月に開催されるのが、秋の「例大祭(神幸祭)」。



お祭り当日、建設中の大規模マンションやクレーンを遠くに見据えながら、年季の入った歴史ある大神輿が「ワッショイ!」の掛け声とともに宮出しされる光景は、まさに“今しか見られない”新旧が交差する瞬間。



旧宿場町の面影を残す街道沿いを力強く練り歩く姿は、これからこの街に住む人々をも温かく迎え入れるような包容力に満ちていました。



神輿をさらに盛り上げるのが、和光市の無形民俗文化財である伝統芸能「白子囃子(しらこばやし)」。


江戸時代から受け継がれてきたという太鼓と笛の軽快で粋な音色が街中に響き渡り、訪れる人々を温かいお祭りムードで包み込んでくれました。







