【閉店】氷川台の名店「アンジェリーナ」が2026年11月15日閉店へ 芸術品のようなパンとカフェを楽しめる憩いの場所

氷川台で長年親しまれてきたベーカリー「アンジェリーナ」が、2026年11月15日(日)をもって閉店することになりました。

店頭には、閉店のお知らせが掲示されています。

「1995年創業 新江古田店・桜台通り店を含め31年あまり営業を続けてまいりましたが、この度、体調不良により2026年11月15日をもちまして閉店する事となりました。長年にわたる皆様からのご愛顧にスタッフ一同感謝申し上げます」

店主からのメッセージには、長年お店を支えてきたお客さんへの感謝がつづられていました。

氷川台の街で、パンを買うだけでなく、ゆっくりとした時間を過ごせる場所として親しまれてきたアンジェリーナ。その魅力を確かめるため、お店を訪ねました。

まるで芸術品のようなパンが並ぶ店内

hdr

店内に入ると、目に飛び込んでくるのは、きれいに並べられたパンの数々。

ひとつひとつが丁寧に作られていることが伝わってくるような、芸術品を思わせる美しいパンが並んでいます。見た目からもおいしそうで、どれを買おうか迷ってしまいます。

今回は、子どものおやつにクロワッサンとメロンパンを購入しました。

せっかくなので、コーヒーも注文して、店内でいただくことにしました。

サクサクのクロワッサンに、子どもも夢中

注文したクロワッサンは、お皿に出していただきました。

落ち着いた雰囲気の店内で、コーヒーを飲みながらパンを味わう。慌ただしい日常を少し忘れられるような、心地よい時間です。

奥には、さらに素敵なテーブル席の空間が広がっています。

洗練されたスイーツ、新作も

パンやスイーツと一緒にコーヒーや紅茶を楽しめるだけでなく、お酒類も提供されており、まるでおしゃれなバーのような雰囲気もあります。

パンを買って帰るだけではなく、ゆっくりと過ごすことそのものが楽しみになるお店です。

さっそく、子どもがクロワッサンをむしゃむしゃと食べ始めました。

サクサクとした生地に、バターの豊かな風味とほどよい甘み。ひと口食べると、またひと口と手が伸びます。

メロンパンも食べたいというので、せっかく袋に入れていただいたものを、こちらもお皿に出して食べることに。

子どもがおいしそうに夢中で食べている姿を見ていると、こちらまでうれしくなります。

こんなパン屋さんが家の近くにあったらいいな。そう思わせてくれるお店でした。

1995年創業、アンジェリーナの歩み

hdr

アンジェリーナの歴史は、1995年に始まります。

1995年 氷川台で創業

店主の隅章さんが、自宅を改装してベーカリー「アンジェリーナ」を開業しました。

店主は16歳からレストランで働き、その後、調理師学校へ進学。レストランやケーキ店、喫茶店などで経験を積み、プリンスホテルやホテル西洋銀座でも仕事をしてきたと紹介されています。

特にプリンスホテルでは、宴会用の飾りパンを作るなど、パンづくりの技術を磨いてきました。

1999年 江古田に2号店を出店

1999年には、江古田に「ラ・メゾン・ド・アンジェリーナ」をオープン。

パンだけでなく、料理やデザートも楽しめるカフェスペースを設け、ベーカリーの枠を超えたお店づくりに取り組みました。

2003年 氷川台で再出発

その後、江古田店を含む2店舗を閉店し、氷川台で再出発。

店主自身が商品づくりに向き合い、自分の思い描くお店を形にしていきました。

2012年 現在の店舗へ

2012年3月2日には、練馬区桜台3丁目の現在の場所へ移転・再オープン。

パンやケーキを購入するだけでなく、店内でコーヒーや紅茶を飲みながら、ゆっくりと過ごせるお店へと発展してきました。

パン、洋菓子、料理、そして飲み物。さまざまな楽しみ方ができるアンジェリーナのスタイルには、店主がこれまで積み重ねてきた幅広い経験が生かされているようです。

店名の由来は「天使」?

お店の名前について、スタッフの方に尋ねてみました。

アンジェリーナという名前は、天使の名前から取ったのではないか、とのことでした。

「アンジェリーナ」という響きには、どこか優しく、華やかな印象があります。

パリには、1903年創業の老舗サロン・ド・テ「アンジェリーナ」もあります。モンブランや濃厚なホットチョコレートで知られ、洋菓子を味わうだけでなく、人々が集い、語らい、ゆったりとした時間を過ごす場所として親しまれてきました。

氷川台のアンジェリーナも、パンを販売するだけのお店ではありません。

おいしいパンを味わい、コーヒーを飲み、会話を楽しむ。時にはお酒を片手に、ゆったりとした時間を過ごす。

そんな、人々が集い、交流するサロンのような場所でもありました。

氷川台の名店が、その歴史に幕を下ろす

1995年の創業から31年あまり。

美しいパンが並ぶ店内と、落ち着いたカフェスペース。そこで味わうパンのおいしさはもちろん、店内で過ごす時間そのものにも魅力がありました。

今回、子どもと一緒にクロワッサンやメロンパンを味わいながら、こうしたお店が身近にあることの豊かさを改めて感じました。

閉店のお知らせに記された理由は、店主の体調不良。長年続いてきたお店が閉店してしまうのは、やはり寂しいものです。

氷川台の街で、パンを通じて多くの人に親しまれてきたアンジェリーナ。

その歴史は、2026年11月15日に幕を下ろします。

閉店まで残された時間はわずかですが、最後にもう一度、あの美しいパンと落ち着いた空間を味わってみてはいかがでしょうか。

店舗概要

アンジェリーナ(Angelina)

  • 住所:東京都練馬区桜台3-14-11
  • アクセス:東京メトロ有楽町線・副都心線「氷川台駅」から徒歩約4分
  • 創業:1995年
  • 営業時間:9:00〜18:00(水〜日曜、掲載情報による)
  • 定休日:月曜日・火曜日
  • 電話番号:03-3557-1577
  • 業態:ベーカリー・洋菓子・カフェ
  • 閉店日:2026年11月15日(日)

※営業時間やパンの販売状況は変更となる場合があります。閉店までの営業については、店舗にご確認ください。

この記事を書いた人

なりチャン

なりますチャンネルは、成増をベースに東京の城北エリア(板橋・練馬)の地域情報を地元目線でリアルタイムにお届けしていきます✉「子どもたちが地域の方々と触れあい、地域をもっと好きになってほしい」という想いで2022年頃に始めました。月間55万PV(2026年1月)。