【上板橋散策記】変わりゆく街と、変わらない温もり。再開発の進む駅前で過ごした休日

この日は子どもと一緒に、上板橋へ出かけてきました。

再開発によって大きく姿を変えつつある上板橋駅周辺。

その一方で、昔ながらの商店や地域の人との何気ない会話には、この街らしい温かさが今も残っています。

そんな上板橋の「今」を感じながら過ごした一日を、少し記録してみたいと思います。

まずは教育科学館へ。親子で楽しめる定番コース

まず向かったのは、我が家ではすっかり定番となっている教育科学館。

子どもが体験展示やプログラムを楽しんでいる間、大人にとっても少しひと息つける時間です。

この周辺は、教育科学館だけでなく板橋区立中央図書館も近く、親子で一日を過ごしやすいエリア。

子どもが楽しめる場所があり、大人は読書や調べものなどの時間も過ごせる。

こうした施設が身近に集まっているのは、子育て世代にとって本当にありがたい環境だなと、改めて感じます。

地元ならではの会話が楽しい「駄菓子屋くりはら」

教育科学館を出た帰り道。

我が家がよく立ち寄るのが、「駄菓子屋くりはら」さんです。

子どもがお菓子を真剣に選んでいる間、店主さんがいつも気さくに話しかけてくれます。

「今日は雨がすごいね」

「午後はおうちでゆっくりするのもいいわよ」

そんな何気ない会話から始まり、気がつけば地域の話題へ。

「上板橋の駅前も、これからずいぶん変わるわね」

「新しいお店は何が入るのかしらね」

街の人だからこそ知っている話や、ちょっとした噂話。

こういう会話が自然に生まれるのも、昔ながらの個人商店ならではの魅力なのかもしれません。

最近は大型スーパーやチェーン店も増え、この周辺でもイオングループの店舗を見かける機会が多くなりました。

便利になることはもちろん嬉しいこと。

その一方で、ふと考えるのは、昔ながらの魚屋さん、八百屋さん、肉屋さんといった個人商店の存在です。

かつての商店街には、それぞれに個性のあるお店が並び、店の人との会話も買い物の楽しみの一つでした。

街が便利になり、風景が変わっていくなかで、そんなお店の存在がより貴重に感じられるようになった気がします。

移転してさらに駅近に。「さかなや成吉」へ

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今日は朝からの雨もあって、少し体調が優れない一日でした。

そこで夕飯は無理をせず、美味しいお寿司を買って帰ることに。

向かったのは、上板橋駅南口近くの「さかなや成吉(なりきち)」さんです。

現在の「さかなや成吉」は、上板橋駅南口からすぐ、線路沿いにあります。

マルサンの新しいおしゃれな店舗。

もともとは上板南口銀座商店街で営業していたお店で、2020年5月にオープン。その後、建物の老朽化に伴って2024年8月に現在の場所へ移転しました。以前は「肉のマルサン」と同じ建物で営業していたことでも知られています。

一時的に階段はなくなっています。

現在の店舗は駅からすぐ。

上板橋駅南口の再開発が進むなか、より駅に近い場所で営業を続けています。

「成吉」という名前はどこから来た?

以前から気になっていたのが、「成吉」という珍しい屋号です。

「成」という字を見ると、つい「成増」と何か関係があるのかな……と思ってしまいますが、実はそうではありません。

「成吉」という名前は、もともと築地市場で仲買を営んでいた時代から受け継がれてきた屋号なのだそうです。

その伝統ある名前を受け継いで、現在の魚屋さんとして「成吉」が営業しています。

新しくできたお店のように見えても、その背景には魚河岸から続く歴史がある。

そんなストーリーを知ると、店頭に並ぶ魚を見る目も少し変わってくる気がします。

豊洲から届く、新鮮な魚とお寿司

「さかなや成吉」の魅力といえば、やはり豊洲市場から仕入れる魚介類。

店頭には鮮魚だけでなく、お刺身やお寿司、魚を使った商品などが並びます。

今日はお寿司を中心に購入しました。

魚屋さんのお寿司というだけあって、ショーケースに並ぶ姿を見るだけでも食欲をそそられます。

以前から、鮮度の良さと手頃な価格で地域の人たちに親しまれている「成吉」さん。

一般のお客さんだけでなく、飲食店関係者にも利用されているという話を聞くこともあり、その魚への信頼の高さがうかがえます。

今年のサンマについて、店主さんに聞いてみた

せっかくなので、この時期に気になるサンマについても店主さんに聞いてみました。

今年のサンマについて伺うと、

「今はまだ北海道の方まで獲りに行っているんだよ。もう少し南の方まで下りてくれば、近いところで獲れるようになるんだけどね」

とのことでした。

火曜日も仕込みのためにお休みになるそうです。

魚の値段というと、つい市場での相場だけをイメージしがちですが、実際には漁に出るための燃料代や輸送費など、さまざまなコストが関わっています。

遠くまで魚を獲りに行けば、それだけエネルギーも必要になる。

何気なく店頭で魚を買っていますが、その一匹が私たちの食卓に届くまでには、本当に多くの人の仕事があるのだと改めて感じました。

再開発が進む上板橋駅前

買い物を終えて、再び上板橋駅へ。

現在、駅周辺では大規模な再開発工事が進んでいます。

以前とは駅周辺の風景も変わり、建設工事が進むエリアを見ると、「上板橋はこれから本当に大きく変わっていくんだな」と実感します。

北口と南口を行き来する際にも、工事によって以前とは動線が変わっている場所があります。

長年この街を利用してきた人にとっては、少し不便に感じることもあるかもしれません。

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それでも、その先には新しい駅前の風景が待っています。

昔からの上板橋を知っているからこそ、これから完成していく街の姿にも期待してしまいます。

そして、思いがけない「90000系」との遭遇!

そして、この日のちょっとしたサプライズ。

ホームに下りると、目の前に東武東上線の新型車両「90000系」の姿がありました。

新しい車両について話題になっていることは知っていましたが、実際に目の前で見るとやはり興奮します。

本来なら電車好きの子どもと一緒に見たかったところですが、この日は私が先に発見。

「これは家に帰ったら自慢しないと!」

と思わずワクワクしてしまいました(笑)。

大人になっても、こういう偶然の出会いは嬉しいものですね。

変わる街と、変わらない街

再開発によって大きく姿を変えようとしている上板橋。

新しい建物が建ち、駅前の風景も少しずつ変化しています。

一方で、駄菓子屋さんで交わす何気ない会話。

魚屋さんで旬の魚について教えてもらう時間。

そうした昔ながらの街の温もりも、まだこの街にはしっかりと残っています。

便利になっていくことと、昔からの魅力を残していくこと。

その両方が共存していけば、上板橋はこれからますます面白い街になっていくのかもしれません。

大きく変わりゆく駅前の風景と、変わらずそこにある人とのつながり。

そんな上板橋の魅力を改めて感じ、しっかりと満喫した一日でした。

この記事を書いた人

なりチャン

なりますチャンネルは、成増をベースに東京の城北エリア(板橋・練馬)の地域情報を地元目線でリアルタイムにお届けしていきます✉「子どもたちが地域の方々と触れあい、地域をもっと好きになってほしい」という想いで2022年頃に始めました。月間55万PV(2026年1月)。