@narimasu88 1955年に創立され70年近く地域の幼児教育に携わってきた「学校法人成増学園 みやこ幼稚園」が閉園しました。かつては園児の元気な声にい溢れていた園庭は静けさに包まれ、草が生い茂っていました。
みやこ幼稚園
成増学園みやこ幼稚園は、板橋区成増１丁目の住宅街にある幼稚園です。1955年12月に創設され、「目でよく見て、耳でよく聞いて、頭でよく考えることのできる子を育てる」を目標に成増周辺の多くの児童教育を担っていました。各学年30人程度の小規模幼稚園でしたので、一人ひとりに丁寧に接してくれると評判でした。
教育目標は「目でよく見て、耳でよく聞いて、頭でよく考えることのできる子を育てる」ことです。音楽教育に力を入れており、リズム楽器やピアニカの指導を通して、子どもたちの情操を豊かに育みます。また、少人数制教育で一人ひとりの個性と向き合い、自主性や最後までやり遂げる強い意志を育てることを目指しています。年長組には、英語カリキュラムを取り入れて、クラス全員が楽しく遊びながら英語にふれあう機会を作っていました。
みやこ幼稚園の閉園
みやこ幼稚園の閉園は地域の方もあまり気づいておらず、2025年9月頃に「なります育児チャット」に以下の投稿がありました。
成増1丁目のみやこ幼稚園、いつの間にか閉園していたことにびっくりしました…。
庭に沢山の雑草が生えていて、夏だから伸びが早くて刈るのが追いついていないのかなと思ってました…
恥ずかしながら、私も近隣に住んでいながらまったく気づいていませんでした。チャットにはみやこ幼稚園の閉園に関する声が続きました。
そうなんですよね…最近ゴミも投げ入れられていてちょっと心配です😢
え！今日バス見かけたんですけど、そうだったんですね…
みやこ幼稚園のバスが近隣を走っているのを見かけるので、閉園したとは思っていなかった方も多いようです（実は閉園したのは一年以上前とか）。どうも和光市の新倉幼稚園が現在はみやこ幼稚園のバスを引き継いで使っているみたいですね。
最近は出生数が100万人どころか80万人を下回り2024年の速報では68.6万人にまで減少しています。少子化により幼児教育に携わる幼稚園や保育園、また習い事などは大きな影響を受けているといいます。
加えて、共働き世帯の増加に伴い、保護者のニーズは「預かり保育」が充実した保育園や幼保連携型認定こども園へと移行しています（近隣の旭幼稚園やすみれ幼稚園も認定こども園となり預かり保育が充実していいます）。こうした幼児教育を取り巻く変化の流れの中で、みやこ幼稚園は閉園という選択をされたということなのですね。
おまけ：下赤塚公園の工事
みやこ幼稚園のすぐそばにある「下赤塚公園」ですが、現在公園の工事が行われています。第二成増幹線工事の関係みたいですね。
【地域の情報のまとめ】
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