東武東上線ときわ台駅からほど近い場所にある天祖神社。緑豊かな境内は、地域住民の憩いの場となっていますが、その歴史の重みを静かに物語るものが、境内にひっそりと残されています。

それは、拝殿前の狛犬に残された、大きなへこみ。一見すると風化や損傷のようにも見えますが、これらは太平洋戦争末期の空襲による銃弾の跡だと言われています。


昭和20年(1945年)6月10日、東京は大規模な空襲に見舞われ、板橋区も例外ではありませんでした。このときの銃弾が、神社の狛犬に飛んできたと考えられています。地域の人々が日常的に参拝し、何気なく見過ごしてしまうかもしれないこの傷跡は、平和の尊さを私たちに語りかけています。
みなさんも、天祖神社を訪れた際には、ぜひ狛犬のそばに立ち止まり、静かにその歴史に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。




