板橋区・下赤塚。この地で20年、パン好きの度肝を抜き続けてきた名店「ブーランジェリーケン」に、大きな転換期が訪れています。

2024年頃から、店主が店頭にいらっしゃらない時期が続き、営業日が変更されたり、「どうなってしまうのだろう」と不安を感じていたファンも多かったはず。しかし、そんな心配を吹き飛ばす、希望に満ちたニュースが飛び込んできました。


2026年4月、田崎オーナーが再び店頭へ

ブーランジェリーケンは、オープン20周年という節目を迎え、2026年2月20日をもってリニューアルのため一時休業に入ります。

そして、ついに2026年4月。店主・田崎オーナーが復帰されます! 「もう一度、自分の手で最高のパンを届けたい」 その強い想いと共に、リニューアル当日からは田崎オーナー自らが店頭に立つとのこと。20年愛された伝統の技がさらなる高みへと進化し、新しい「ブーランジェリーケン」が戻ってきます。詳細は公式SNSで更新されるそうなので、フォローして再開の瞬間を待ちましょう。

「人を遺すは上なり」― 板橋に広がるケンの系譜




プロ野球の野村克美監督は「金を遺すは下、仕事を遺すは中、人を遺すは上なり」という言葉を遺しましたが、ブーランジェリーケンが板橋のパン界隈に与えた影響は、まさに「人を遺す」そのものです。
ケンの特徴である「溢れんばかりの具材」「圧倒的なボリューム」「独創的な組み合わせ」を受け継ぎ、独立したお弟子さんたちの3店舗をご紹介します。
下田流(しもだりゅう)

ケンで「社員の下田さん」として絶大な人気を誇った店主が営む、高島平の市場通りの行列店。
- 特徴: 師匠譲りの「超重量級ベーグル」は圧巻。独自の「下田流」製法による、もっちり・むぎゅっとした中毒性のある食感で、休日にはいつも行列ができています。かき氷店をオープンするみたいです。
パン工房 なないろ

下田さんと同僚だった「社員のSさん」が大谷口上町にオープンした実力派。
- 特徴: ケンのDNAを感じさせるボリューム満点のパンが並びますが、住宅街に馴染む少し落ち着いた雰囲気も魅力。季節の素材を大胆に組み合わせた創作パンは、訪れるたびに新しい発見があります。
TimeLine(タイムライン)パン工房

成増のTimeLineもケンのDNAをひいています。
- 特徴: 自家製天然酵母と石臼挽き小麦にこだわり、「噛むほどに旨味が溢れるハード系」を極めています。ケンのダイナミックさをベースに、より洗練された「毎日食べたくなるパン」へと昇華させた逸品が揃います。
ベーカリー オモシェ(Bakery Omoshe)
東武東上線をさらに下った川越・新河岸の地にも、ケンの教えが息づいています。
- 特徴: 店名の「オモシェ」は山形の方言で「面白い」という意味。ケン時代に培った「フィリングたっぷりのサービス精神」をベースに、地元川越の食材(秩父味噌など)を積極的に取り入れた、まさに「おもしぇー(面白い)」パンが並びます。
まとめ

師匠である田崎オーナーが再びパンを焼き、その教え子たちが地域でそれぞれの花を咲かせている。今の板橋は、まさに「パンの聖地」と呼ぶにふさわしい盛り上がりを見せています。
4月のリニューアルオープンを楽しみに待ちつつ、それまではお弟子さんたちのお店で「ケンのDNA」を感じてみるのはいかがでしょうか。



