本日、2026年2月17日(火)、スーパーマーケット「ヤオコー」は臨時休業を実施しています。店舗には「2/17(火)店休日」の案内が掲示され、地域の食卓を支える店舗が一斉にその動きを止めました。

この休業は、単なるメンテナンス日ではありません。そこにはヤオコーが「業界の優等生」と呼ばれる所以、そして最新決算で見せた圧倒的な強さの秘密が隠されています。

2026年の異変:さいたまスーパーアリーナ改修に伴う「静かな店休日」

例年、ヤオコーの2月の店休日といえば、さいたまスーパーアリーナに業員1万人以上が集結する「ヤオコー大運動会」の代名詞でした。
過去にはKARA、DA PUMP、そして昨年2025年にはコロナ禍明けの5年ぶりの開催となりGENERATIONS from EXILE TRIBEといった豪華アーティストのスペシャルライブも行われました。地区対抗の競技で一致団結する「元気なヤオコー」を象徴する行事です。
しかし、2026年はさいたまスーパーアリーナが大規模改修工事中であることから、例年のような大規模運動会の開催は見送られ、通常の店休日という形をとっているようです。派手なイベントこそありませんが、「全員で一斉に休む」という文化そのものが、従業員を大切にするヤオコーの姿勢を物語っているかもしれませんね。
決算が証明する「人への投資」の正解

この「全員で休む」という一見非効率にも見える決算期直前の施策が、実は最強の成長エンジンとなっています。
直近の2026年3月期 第3四半期決算では、その強さが数字として鮮明に表れました。
- 経常利益: 370億円(前年同期比 9.2%増)
- 通期計画達成率: すでに112.2%に到達(第3四半期時点で通期目標を突破)
- 営業利益率: 6.8%(業界平均を大きく上回る高水準)
10-12月期の繁忙期も、現場のメンバーが「自分たちは大切にされている」というエンゲージメントを持って顧客に向き合った結果、増収増益の記録をさらに更新する勢いを見せています。
「楽しい買物」は「楽しい職場」から

ヤオコーが掲げる「楽しい食卓」と「楽しい買物」の提供。これを実現するのは、店舗で働くメンバー一人ひとりの「改善力」と「接客」です。
「普段はなかなか顔を合わせることの少ないメンバー同士も、この日は一致団結する」
同社HPにあるこの言葉通り、こうした一斉休業を通じて醸成される「ヤオコー・マインド」が、他社には真似できない独自の惣菜開発や、地域に合わせた店づくり(個店経営)の源泉となっています。
明日、2月18日からは通常営業

本日の臨時休業を経て、明日2月18日(水)からは通常営業が再開されます。リフレッシュしたスタッフたちが、また活気ある売り場を届けてくれることでしょう。
爆発的な利益成長を続けながらも、決して「人」を疎かにしない。ヤオコーの店休日は、現代の小売業における「勝ち方」の正解を提示しているのかもしれません。

