【カフェ@西台団地】団地の記憶と温かなお菓子。西台「3時Cafe Sannju」で過ごす穏やかな時間

都営三田線・西台駅のすぐ脇。都営地下鉄の操車場を見下ろすようにそびえ立つ西台団地は、まるでそこだけ時が止まったかのような、静かでどこか懐かしい空気を纏っています。

広大な住宅街が広がる団地内において、貴重な憩いの場となっているのが「3時Cafe Sannju(サンジュ)」です。

ここは高島平福祉園が運営するカフェで、障がいを持つ方々が自立を目指し、一つひとつ丁寧に作り上げるお菓子が評判を呼んでいます。


区公認の味「板橋のいっぴん」を楽しむ

店内には、地域に愛される名品が並びます。特に注目したいのは、板橋区が認定する「板橋のいっぴん」に選ばれた2つの看板商品です。

  • サンジュクッキー(平成21年認定):長年愛される、素朴で優しい味わい。
  • フロランタン(令和4年認定):利用者さんの「とても甘いお菓子が食べたい」というリクエストから誕生した自信作。

特にフロランタンは、試行錯誤の末にたどり着いた逸品。キャラメルの生クリームと蜂蜜の絶妙な配合、そして香ばしさを引き出す加熱時間の調整など、こだわりが詰まっています。


誰もが「ふらり」と立ち寄れる、驚きのプライス

「3時Cafe Sannju」の魅力は、その温かな雰囲気と驚くほどのリーズナブルさにあります。

店内の奥では映画の上映が行われていました。

店内にはご高齢の常連さんが多く、ゆったりとした時間が流れています。

店名の「Sannju」には、授産施設の「産授(サンジュ)」を逆さにしたという説や、高齢者の方々へ敬意を込めた「傘寿(サンジュ)」から取ったという説もあり、その名の通り多世代に寄り添う場所となっています。


変わらぬ景色の中に、新しい息吹を感じて

30年ぶりに西台団地を訪れてみましたが、団地の外観は当時のまま。しかし、中では高齢化や多様化が進み、少しずつ新しい「暮らしのカタチ」へと変化しています。

ひっそりとした団地の一角で、今日も丁寧にコーヒーが淹れられ、甘い香りのフロランタンが焼き上がります。西台の喧騒を離れ、優しいお菓子と共に一息ついてみてはいかがでしょうか。

【店舗情報】

3時Cafe Sannju(サンジュ)

  • 場所:西台団地 8号棟
  • 営業時間:10:00〜15:00
  • 運営:高島平福祉園

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なりチャン

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