爽やかな薫風が吹き抜ける、2026年5月。 端午の節句を迎え、上板橋の街は子供たちの健やかな成長を願う穏やかな空気に包まれています。

名店の味で祝う「端午の節句」

今日のお目当ては、板橋が誇る和洋菓子の名店「石田屋」さん。


節句に欠かせない「柏餅」を求めに足を運びましたが、タイミングよく、普段は入手困難な看板商品「栗饅頭」も手にすることができました。

縁起物の柏餅と、ずっしりと黄金色の栗が詰まった饅頭。この幸運は、これからの街の発展への吉兆のようにも感じられます。
変貌する駅南口:竹の子のように伸びるタワー


上板橋駅南口に降り立つと、かつての駅ビルの姿はすっかり姿を消しています。 解体作業が完了し、現在は2棟のタワーマンションがその巨大な姿を現し始めています。

基礎工事を終え、春の竹の子が空を目指すかのような勢いで、日々階層を重ねていく光景は圧巻です。

一方、地域の歴史を刻んできた「花岡医院」の文化的で美しい建物も、什器の撤去が進み、いよいよ解体の時が近づいている気配です。古いものが去り、新しいものが生まれる——街の代謝を目の当たりにする寂しさと期待が入り混じります。

街に息づく「緑」と「食」のバトン
再開発の波の中でも、温かな人の営みは絶えません。


- 「7のひろば」:地域の方々の手によって、新たな緑が植えられようとしています。






- 「肉のマルサン」:5月15日、待望の新築ビルでの営業がいよいよ始まります。

- 「炭バルCHOOBI-KURU」:惜しまれつつ閉店した「もつ焼き にんべん」の跡地に看板が掲げられ、新しい活気を予感させています。5月下旬にオープン予定とのことです(Instagram)。
川越街道へと続く道も少しずつ整備され、歩くたびに新しい発見があるのが現在の上板橋です。
五本けやきが見守る、街の行く末

川越街道の中央分離帯に立つ、地域のシンボル「五本けやき」。 昭和初期、当時の村長・飯島彌十郎氏が「この木を残すこと」を条件に土地を提供したという逸話は、今も語り継がれています。


排気ガスに晒され、限られた土壌に根を張りながらも、今年も青々とした新緑を湛えるその姿。上板橋の歴史を静かに見守ってきたこの大木は、今まさに空へと伸びゆく2本のタワーマンションを、どのような思いで見上げているのでしょうか。

新しく生まれる高層ビルが落とす影が、この力強い命の輝きを遮らないことを、そして、変わりゆく街が「五本けやき」のような不変の価値を大切に育んでいくことを願わずにはいられません。





