【閉店】高島平のビアパブ「キリギリス」が閉店。峯岸みなみさんのご両親が営んだ思い出の場所

都営三田線・高島平駅。

駅の周辺には商店街が広がり、飲食店や居酒屋など、地元の人たちが集うお店が並んでいます。

高島平は、かつて「徳丸田んぼ」と呼ばれた広大な水田地帯でした。1970年代に高島平団地への入居が始まり、街は一気に発展。新しく生まれた街には、多くの人々が暮らし、独自の商店街や地域のつながりが育まれてきました。

そんな高島平駅北口の一角で営業していたのが、ビアパブ「キリギリス」です。

峯岸みなみさんのご両親が営んでいたお店

Xより引用。

「キリギリス」は、食事やクラフトビールを楽しめるお店として親しまれてきました。

そして、このお店を語るうえで欠かせないのが、元AKB48の峯岸みなみさんとのつながりです。

峯岸みなみさんは1992年生まれ。2005年にAKB48の1期生として活動を開始し、グループの中心メンバーの一人として活躍しました。2021年にAKB48を卒業した後も、タレントとしてテレビやSNSなど幅広い分野で活動しています。

2008年には小嶋陽菜さん、高橋みなみさんとユニット「ノースリーブス」を結成。2022年には、YouTuberグループ「東海オンエア」のてつやさんとの結婚を発表しました。

そんな峯岸さんのご実家が営んでいたのが、この「キリギリス」でした。

峯岸みなみさんが語った、高島平への思い

2022年8月、峯岸みなみさんはウェブメディア「POPEYE Web」に「誰も知らない高島平」というエッセイを寄稿しています。

その中で語られているのは、団地の中で友達と缶けりをした思い出や、通学路にやって来た漬物売りのトラック、放課後に買ったおでんなど、子ども時代の何気ない風景です。

そして、エッセイの中盤から登場するのが、ご両親が営む「キリギリス」の話です。

Xより引用。

もともと、ご両親は喫茶店を営んでいました。その後、旅行先の岩手県山田町でクラフトビールのおいしさに感動。高島平でもその味を届けたい、そして東日本大震災の被災地でもある山田町の力に少しでもなりたいという思いから、新たにビアパブをオープンしたそうです。

Xより引用。

峯岸さんは、テレビ番組で実家の喫茶店について冗談交じりに話したことを振り返り、当時の自分の言葉に後悔が残っていたことも率直につづっています。

そして、お店について「間違いなく高島平で一番好きな空間」と表現しています。

ウッド調の店内、緑色の椅子、カウンターに並ぶグラス。そして、訪れた峯岸さんをおそろいのエプロン姿で見送るご両親。

Xより引用。

何気ない日常の風景が、峯岸さんにとって、仕事を頑張るための大きな安心につながっていたことが伝わってきます。

エッセイの最後には、ご両親にできるだけ長く高島平にいてほしい、いつでも帰る理由であってほしいという願いが記されています。

関連記事: POPEYE Web「誰も知らない高島平」

金曜の夜にはにぎわいを見せていたお店

そんな「キリギリス」が閉店しました。

かつては金曜日の夜ともなれば、にぎわいを見せていたお店。

食事やクラフトビールを楽しみに訪れた人はもちろん、峯岸みなみさんのご実家という縁から、お店を知った人もいたのではないでしょうか。

今ではお店の姿はなく、現地は空きテナントとなっています。

峯岸さんにとって、ここは単なる飲食店ではありませんでした。

ご両親が働き、自分を見送り、いつでも帰ってこられる場所。

そんな大切な場所がなくなってしまったことに、寂しさを感じずにはいられません。

変わりゆく高島平、変わらないもの

金曜日の夜、高島平の街を歩くと、飲食店には多くの人の姿が見られます。

居酒屋も盛況で、新しくオープンした劇団が運営するバーなど、新たな動きも生まれています。

駅前に目を向ければ、ドトールや居酒屋、コンビニなど、街の風景も少しずつ変わっていきます。

新しいお店ができれば、街に新たなにぎわいが生まれる。一方で、長年親しまれてきたお店が姿を消すこともあります。

街は、少しずつ変わっていくものです。

けれども、そこに暮らす人たちの思い出まで、簡単になくなるわけではありません。

「キリギリス」があった場所を通るたび、金曜日の夜のにぎわいや、そこで過ごした時間を思い出す人もいるでしょう。

峯岸みなみさんがエッセイにつづった、ご両親に見送られる何気ない光景。

お店はなくなっても、その思い出は残り続けます。

変わりゆく高島平。

その街の一角にあった「キリギリス」は、訪れた人たちや、峯岸さんの心の中に、それぞれの思い出を残してくれたお店だったのかもしれません。

この記事を書いた人

なりチャン

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