板橋区仲宿商店街に、築100年以上の古民家を改装したおむすびカフェ「板五米店(いたごこめてん)」さんがあります。こだわりのお米を使った、心温まるおむすびをテイクアウトできます。今回は、歴史を感じさせる趣のあるお店を訪れ、おむすびを購入させて頂きました。
板五米店の場所

板五米店さんは、都営三田線「板橋区役所前駅」A1口から徒歩約2分の場所にあります。旧中山道仲宿商店街の板橋区役所側の入り口に位置し、築100年以上の米屋を再生した歴史ある店舗ですので、すぐに見つかると思います。
板五米店
外観



1914年(大正3年)に建てられた米穀店の建物で、関東大震災や戦火をくぐり抜けてきた、板橋区の登録有形文化財です。かつての板橋宿の面影を今に伝える貴重な存在として、仲宿商店街で特別な存在感を放っています。


土蔵造りを基調としながら、建物の両側側面にレンガの壁を配するなど、洋風の意匠が取り入れられている点も特徴的で、モダンな趣も感じさせます。
メニュー
おむすぎ

おむすびの具材は定番から変わり種まで20種類以上と豊富です。「塩結び」200円、「鮭」300円、「梅」280円などの定番から、「西京焼き」390円や「牛すじ」390円等の少し変わった具材もあります。個人的には「おやこ結び(鮭とすじこ)」390円がおすすめです。
お弁当

海苔弁当も人気で、「銀鮭海苔弁」990円、「鮭の西京焼き海苔弁」1,090円等があります。素朴ながら丁寧に手作りされたおかずが彩り豊かに詰められています。
店内




店内には、お弁当が上段に、お結びが下段に綺麗に陳列されています。お結びは店内に陳列していないものでも、お店の方にお声がけするとその場で作ってくれます。


千葉県産コシヒカリを大きな羽釜で炊き上げており、米本来の甘みとシャキッとした食感が特徴で、冷めても美味しいと評判です。プラス料金で玄米への変更も可能です。
店内の雰囲気



お結びが出来上がるまで店内を見させていただきました。地域とのつながりも大切にされているそうで、公文書館の展示や子供たちが描いたお結びの絵が飾ってあり、単なる食事処ではなく、地域の歴史や文化を感じる交流スペースとしての役割も担っています。
おむすび


「鮭」と「梅」と「おやこ結び(鮭とすじこ)」を購入してみました。具材がしっかりと詰まっていて、のりの風味も豊かな一品でした。とっても美味しかったです。
板五米店のおむすびは、ただの「おにぎり」ではなく、歴史ある建物の中で、こだわりの食材を使って丁寧に作られた「特別なおむすび」でした。板橋区役所付近を訪れる機会があれば、「板五米店」に立ち寄って、心温まるおむすびを体験してみてはいかがでしょうか。
板五米店のお店情報


| 名称 | 板五米店-旅とお結び- (いたごこめてん たびとおむすび) |
| 創業 | 建物は**大正3年(1914年)築(米屋として創業) ※おむすび屋として再生オープンは2019年12月 |
| 住所 | 〒173-0005 東京都板橋区仲宿40−1 |
| アクセス | 都営三田線「板橋区役所前駅」A1口より徒歩約2〜3分** |
| 電話番号 | 03-6915-5576 |
| 営業時間 | 9:00~18:00 |
| 休業日 | 月曜日 |
| HP | https://itagokometen.localinfo.jp/ |
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