【江古田】大量閉店の波を乗り越え、いまなお輝く都内2号店。圧倒的クオリティを誇る「天下一品 江古田店」で至高のこってりをすする

「都内の天一(天下一品)では、間違いなくココが一番うまい」 「やっぱり圧倒的にうまい」

ラーメンファンの間でそう絶賛され、一目置かれている店舗があります。それが、西武池袋線・江古田駅から徒歩5分ほどの通り沿いに佇む「天下一品 江古田店」です。

2025年6月末、首都圏における天下一品のフランチャイズ店舗が大量閉店し、新チェーン「伍福軒」へとリニューアルされたニュースは記憶に新しいところ。目黒、吉祥寺、渋谷、新宿西口といった主要な店舗が姿を消していくなか、ここ江古田店は時代が変わっても変わらない姿で、今日も私たちに最高の一杯を提供してくれています。

今回は、そんな歴史と実力を兼ね備えた「江古田店」の魅力と、天下一品の歴史の深さに迫ります。

学生街に溶け込む、創業40年近い歴史ある佇まい

江古田店の周辺は、武蔵大学の江古田キャンパスや武蔵中高があり、少し歩けば武蔵野音大もあるため、非常に学生が多い街です。店舗の隣には楽器が弾けるマンション「ミュージション」があるなど、音楽の街・学生の街としての活気が感じられます。

そんな街で、お昼時ともなれば周辺の学生やサラリーマンで賑わう江古田店。店内はコの字型のカウンターで席数も多く、どこかホッとする空間が広がっています。

実はこの江古田店、「都内2号店」という非常に由緒あるお店で、創業40年近い歴史を誇る老舗中の老舗なのです。ちなみに、すでに閉店してしまっている「豊玉店」が都内1号店だったため、現存する都内の天下一品としてはまさに最古参の部類に入ります。

古くからのファンの間では、かつて「天一のおばちゃん」と呼ばれた名物おばさんの存在が有名で、「たまにスープに指が入っていたのもご愛嬌」なんてエピソードが語り継がれているほど。今もお元気でいらっしゃるかは分かりませんが、そんな昭和・平成の温かい空気感が今もお店のベースにあるのかもしれません。

迷いを超えて、やっぱり行き着く「こってり」

メニューを開くと、から揚げやチャーハンといった魅力的なサイドメニューが目に飛び込んできて一瞬迷いますが、やはり今日頼むべきは天下一品の代名詞である「こってり」です。

注文からわずか5分ほど。目の前に「着丼」したその一杯は、オーラが違います。

これこれ、このどろどろとした濃厚スープ。 一口すすると、鶏の旨味と野菜の甘みが凝縮されたパンチのある味が口いっぱいに広がります。

麺は中太のストレート麺。スープをしっかりと持ち上げ、心地よいコシを感じさせてくれます。

トッピングはシンプルに青ネギ、メンマ、そしてチャーシュー。久しぶりに食べても、そのブレない美味しさに感動すら覚えます。

後半は、その濃厚さゆえに「辛み」を投入して味チェン。ピリッとした刺激が加わることでスープのコクがさらに引き立ち、最後まで飽きることなく、あっという間に完食してしまいました。

1日16,000kgの鶏がらが生む、半世紀変わらぬプライド

この唯一無二の「こってり」スープは、昭和46年(1971年)、創業者である木村勉氏が京都で屋台を引き始めたことから始まりました。

勤めていた会社が倒産し、持ち金わずか3万7千円。拾い集めた廃材で作った屋台からのゼロからのスタート。初日の売り上げはわずか11杯だったといいます。嫌がらせを受けながらも「どうしたら、お客さんにもっと来てもらえる味を作れるんやろ」と試行錯誤を繰り返し、4年目にしてようやく納得のいく「秘伝のスープ」が誕生しました。

今や工場で1日に使用される鶏がらの量は、なんと約16,000kg。じっくりと時間をかけて炊き上げ、厳選された野菜を加えることで、口当たりは“こってり”しながらも、後味は驚くほどすっきりとした“食べるスープ”が完成します。

さらに、その強いスープに負けないよう、温度と湿度を徹底管理して作られる「多加水熟成麺」が、この一杯を完璧なものに仕上げています。

「お客様を待たせてはいけない。しかし、お客様に待たれる店でなければならない。”正しい努力”を重ねれば、必ず、”お客様に待たれる店”になる。」

Xより引用。中央が木村会長。

半世紀以上前に木村会長が抱いたこのプライドが、ここ江古田の地にもしっかりと息づいています。

まとめ:時代が変わっても、江古田には「天一」がある

激動のラーメン業界において、首都圏の店舗が姿を変えていく中でも、江古田店は変わらない味と暖簾を守り続けてくれています。

学生時代に通った人も、これから初めて訪れる人も、この「都内最高峰」と称される味をぜひ一度確かめてみてください。歴史が紡いだ至高の「こってり」が、今日もあなたを待っています。

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美味しい一杯、ごちそうさまでした!

【店舗情報】

  • 店名: 中華そば専門店 天下一品 江古田店
  • 住所: 東京都練馬区豊玉上1-20-1
  • TEL: 03-3557-2631
  • 営業時間: 11:00〜23:00(ラストオーダーは閉店10分前)
  • 定休日: 毎週月曜日
  • SNS:X

この記事を書いた人

なりチャン

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