夏のある日、光が丘団地からほど近い高松エリアにある「みやもとファーム」へ、旬のブルーベリー狩りに出かけてきました。



光が丘の「スシロー」から少し進むと、住宅街の中に突如として広々とした農園が現れます。
街の中で農業を体験できる憩いの場

「みやもとファーム」は、地域の方々が気軽に農業を体験できる素敵なスポットです。

普段は農作業の場ですが、週末や祝日には地域の人々が集うカフェスペースとしてオープン。旬のいちごやブルーベリーの摘み取り体験をはじめ、大豆から豆腐や味噌を作る「大豆教室」など、大人も子どもも楽しめるプログラムが充実しています。
夢中で楽しむ!甘くて大粒のブルーベリー狩り


この日の目的は、夏限定のブルーベリー狩り(100g 300円)。


ビニール袋を手に取り、子どもと一緒に畑へ向かいます。枝には、青々とした大粒の熟した実がたくさん実っていました。一粒一粒、熟した実を選びながら収穫していく作業は意外と根気がいりますが、もぎたてを味わってみると驚くほど甘い!


気づけば夢中になって30分近くが経過し、袋の中はたくさんのブルーベリーでいっぱいに。

お会計は農園の中央にあるカフェスペースで行います。今回の収穫量は計4,300円分(約1.4kg強)!「少し採りすぎたかな?」とも思いましたが、ブルーベリーは冷凍保存が効くうえ、ご近所や友人におすそ分けすればちょうど良い量です。
歴史を感じる農家カフェで、絶品アイスと至福の涼


収穫を終えたのは16時過ぎ。本来は閉店している時間帯でしたが、スタッフの方の温かいお心遣いで、カフェ内でアイスクリームをいただけることになりました。



- 東京産牛乳と自家製フルーツのアイス練馬産のフルーツと濃厚な牛乳の相性が抜群。火照った体に冷たさが染みわたります。


冷房の効いた涼しい店内は、まさに天国のような居心地。こちらの農家カフェは2020年にオープンしたもので、なんと江戸時代に建てられた納屋を改装して作られたそうです。見上げるほど見事な梁(はり)は、時代を経てもなお古木としての深い味わいを放っていました。
周りを見渡しても畑が広がり、まるで都心を離れてちょっとした避暑地に観光へ来たかのような錯覚を覚えます。

次回のお楽しみノート
カフェでは本格的なピザも注文できるとのこと!「午前中に収穫体験をして、昼下がりに焼き立てピザを味わう」というプランも、最高の休日になりそうです。

多角的な取り組みとイベント情報


みやもとファームでは味覚狩りだけでなく、養蜂(はちみつ作り)や自家製豆腐の製造など、多角的な取り組みを行っています。

定期的にイベントやワークショップも開催されているため、お出かけ前には公式HPやInstagramをチェックしておくのがおすすめです。
コラム:土から考える「人と自然の付き合い方」と練馬の歴史



「みやもとファーム」を営む宮本家は、もともと江戸時代から高松で続く名家です。かつて周辺が一面の畑だった頃は、練馬大根を栽培して沢庵(たくあん)を作っていたそうで、近隣には今も「宮元食品」の看板や大きな漬物樽が残されています。

戦後、環八通りの開通や都営大江戸線の延伸に伴って都市化・宅地化が進み、農家の数や農地は減少傾向にあります。

そんな街の変化の中でも、ファームが大切にしているのは「食の原点は土から」という考え方です。


農園の中に大きく枝を広げる落葉樹からは、落ち葉を集めて堆肥を作り、次の命へと繋ぐ「エネルギーの循環」が行われています。最近の住宅街では、落葉を嫌って雑木林が強剪定されてしまうことも少なくありません。都市の中で自然とどう付き合い、循環させていくかという大切な姿勢を、この農園は静かに教えてくれます。


練馬の歴史と温かい自然の巡りに触れ、とても豊かな夏の思い出ができました。今度はぜひ、焼きたてのピザを食べに再訪したいと思います!





