成増駅南口を出てすぐ、スキップ村商店街の入り口でいつも私たちを迎えてくれた「おかしのまちおか 成増店」が、ついに閉店することになりました。


子どもと一緒に駄菓子を選んだり、お出かけ前のおやつをまとめ買いしたりと、成増の日常に深く溶け込んでいたお店だけに、寂しさは一入(ひとしお)です。
多くの人に愛された成増店が、なぜこのタイミングで閉店となるのか。その背景にある、近年の成増の「激変」をコンパクトにまとめました。
閉店の裏にある「3つの背景」

公式な理由は開示されていませんが、近年の街の変化や業界の動向から、主に3つの要因が推察されます。


- 1. 西友・メガドンキの「二大巨頭」による超・激戦区化 北口の「西友成増店」の大型リニューアルに加え、同じスキップ村商店街内(旧ダイエー跡地)には2024年春に「MEGAドン・キホーテ成増店」が都内最大級の規模でグランドオープンしました。西友の圧倒的な価格・ポイント還元と、メガドンキ1階にズラリと並ぶ驚安のお菓子・お酒コーナー。この強力すぎる二大巨頭に挟まれたことで、お菓子専門の路面店としてのシェア争いは想像以上に厳しいものになっていたと予想されます。


- 2. 「駅前路面店」から「大型モール」への全国的なシフト 運営会社は近年、昔ながらの狭い駅前路面店を閉め、イオンやららぽーとなどの「大型ショッピングモール」へ出店をシフトする戦略を進めています。成増店は抜群の立地でしたが、ベビーカーでは少々狭い構造など、本部の「広々とまとめ買いできるファミリー向け店舗」という現代の戦略とズレが生じていた可能性があります。

- 3. テナント契約の満了とコスト高騰 商店街の入り口という超一等地であるあの場所は、数年単位のテナント契約(定期借地権)の可能性が高いです。昨今の物価高や人件費・電気代の高騰を踏まえ、契約更新のタイミングで経営陣が撤退の判断を下した可能性もあります。
スキップ村の「一等地」、跡地はどうなる?

長年、商店街の“顔”の一つだった場所だけに、気になるのは「あの跡地に何ができるのか」。
成増駅南口からすぐ、人通りも抜群の超一等地ですから、すでに次のテナントに向けて水面下で動きがあるかもしれません。商店街の入り口として、再び地域に賑わいをもたらすお店が入るのか、今後の動向にも注目です。

長きにわたり、成増の街を甘く楽しく彩ってくれた「おかしのまちおか 成増店」。これまでの営業に、心からの「ありがとう」を伝えたいですね。



