【板橋・大山】創業33年の歴史に幕。ハッピーロード大山そばの名店『ごん平』が閉店へ。再開発の波にのまれる街の記憶

板橋区・大山周辺の住民に長年愛されてきた、おそばの名店『ごん平』が、2026年6月28日をもって閉店しました。33年という長い歴史に、ついに幕が下ろされました。

店頭には、現在このような貼り紙が掲げられています。

「今月で閉店となりました。長年ありがとうございます」

かつてのように「準備中」の看板は出ているものの、あのおいしいおそばを味わえる日は、もう二度と訪れません。

33年間、常に隣り合わせだった「都市計画道路(補26号線)」の影

実は『ごん平』の創業当時から、「補助第26号線」にまつわる道路拡張や再開発の話は存在していました。33年という長い営業期間中、お店は常に「いつかは立ち退きになるかもしれない」という運命と隣り合わせだったのです。

今回、ついにその「いつか」が現実のものとなってしまいました。

また、このエリアの再開発には複雑な事情も絡み合っています。

  • 都による再開発(補助26号線の道路整備)
  • 区による再開発(ピッコロスクエア周辺の整備)

これらは同じエリアの再開発でありながら、東京都と板橋区という主体の違いにより、立ち退きに伴う補助金や補償の仕組みにも違いがあるのだそうです。

「なかなか一筋縄ではいかない、難しい事情を抱えているんだな……」

そんな地域の現実を肌で感じながら、最後にいただいたおそばの味は、どこか切なく、しかし変わらず深く優しい味わいでした。

大山の歌姫「CUTIEPAI・まゆちゃん」の節目とも重なる6月

『ごん平』の閉店を前に、ハッピーロード大山周辺ではもう一つ、大きな節目がありました。

ハッピーロード大山の公認アーティストになってから12年3ヶ月。 大山の歌姫として街を盛り上げ続けてきた「CUTIEPAI・まゆちゃん」のポスターが街を彩る中、6月21日には「ハッピーミニライブ ファイナル」が開催され、最後のライブが幕を閉じました。

街のシンボル的な存在の活動の区切りと、名店の閉店。大山の街が今、本当に大きな転換期を迎えていることを実感せずにはいられません。

33年間、本当にありがとうございました

慣れ親しんだ街の風景が変わり、通い詰めたお店がなくなってしまうのは、言葉にできない寂しさがあります。しかし、あのお出汁の香りや、店内で過ごした温かい時間は、大山を愛する人たちの心の中に残り続けます。

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激動の時代の中、33年という長い間、私たちに美味しいおそばと憩いの場を提供し続けてくださった『ごん平』の皆様。

33年間、本当にありがとうございました。そして、本当にお疲れ様でした。

この記事を書いた人

なりチャン

なりますチャンネルは、成増をベースに東京の城北エリア(板橋・練馬)の地域情報を地元目線でリアルタイムにお届けしていきます✉「子どもたちが地域の方々と触れあい、地域をもっと好きになってほしい」という想いで2022年頃に始めました。月間55万PV(2026年1月)。