台風15号(チャンホン)異例の茨城上陸——関東各地で突風や停電被害、成増周辺も夕方まで雨に警戒を

台風第15号(アジア名:チャンホン)は、12日5時現在、大垣市付近を毎時40kmのスピードで西へ進んでいます。中心気圧は996hPa、中心付近の最大風速は18m/s。今後は熱帯低気圧に変わりながら、13日にかけて鳥取沖から山陰沖へと進む見込みです。

ウェザーニュースより引用。

1951年の統計開始以来「初」の茨城県上陸

今回の台風15号は、1951年の統計開始以来初めて茨城県に直接上陸するという異例のコースをたどりました。通常とは異なる「東からの風雨」となったため、普段は風雨の影響を受けにくい地域の東向き斜面などでも激しい風雨や突風が観測されています。

関東各地での主な被害・影響

  • 建物・飛散被害: 茨城県水戸市や大洗町などで、トタン屋根の飛散や看板の破損、駐車場の車両損壊などが相次ぎました。
  • 大規模な停電: 倒木や電線の切断等により、茨城県を中心とする東京電力エリアで12日未明時点で約1万2,000軒以上が停電しました。
  • 交通インフラの乱れ: 栃木県の東北自動車道(栃木都賀JCT〜鹿沼IC間)で倒木が3車線を塞ぎ一時通行止めとなったほか、関東・東北の沿岸部や在来線で運転見合わせや遅延が発生しています。
  • 経済・イベントへの影響: お盆の書き入れ時に直撃したことで、沿岸部の海水浴場営業取りやめや海の家の被害、屋外フェス・花火大会の中止が相次ぎました。

地域(成増周辺)の状況と今後の注意点

成増周辺でも11日夜から雨が降り始め、21時頃には1時間あたり14ミリという激しい降雨を記録しました。12日も夕方頃まで断続的に雨が残る見込みです。地盤が緩んでいる場所や増水した河川・用水路には近づかず、引き続き強風や突風に警戒してお過ごしください。

豆知識:アジア名「チャンホン(Chan-hom)」とは?

台風のアジア名は、防災と相互理解を目的に台風委員会(14か国・地域が加盟)があらかじめ用意した140個のリストから順番に命名されます。今回の「チャンホン(ラオス提案)」は「香りの良い木」を意味します。日本からは特定企業の利害関係を避けるため、「カジキ」や「クジラ」など星座にちなんだ10個の名前を提出しています。

この記事を書いた人

なりチャン

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