板橋区の成増と埼玉県和光市を隔てる「白子川」。

武蔵野台地を永い年月をかけて削り、都県境の役割も担うこの川は、富士食品付近や三園小学校前の見事な桜並木など、地域の人々に親しまれる風景をいくつも抱えています。
そんな馴染み深い白子川の「はじまりの場所」を目指し、夏の風を切って自転車を走らせてみました。
湧き出る清流、白子川の源流へ


成増から自転車を漕ぐことおよそ30分。大泉地区にたたずむ「大泉井頭(いのかしら)公園」に到着します。


一見すると何の変哲もない街の公園ですが、こここそが白子川の源流。「井の頭」の名が示す通り、かつて「水源となる清らかな水が湧き出る井戸の頭」と呼ばれたこの場所からは、今も綺麗な湧水がコンコンとあふれ出ています。



地表から染み出たこの一滴が、流域のさまざまな湧水や雨水を集めながら水量を増し、やがて雄大な荒川へと注ぎ込んでいく——そう思うと、小さな湧水池がどこか神秘的に見えてきます。
公園の変化と、夏の風物詩


公園の掲示板に目をやると、「花火禁止」の文字と並んで「花火利用の試行」というお知らせが目に入ります。最近では練馬区や板橋区でも試験的に公園での花火利用が解禁され始めており、夏の夜の思い出づくりに向けた温かい変化を感じます。

さらに、公園のすぐ隣にある広大な農園に足を延ばすと、夏の風物詩が待っています。メディアでも毎年話題になる「加藤農園」さんの「トウモロコシ迷路」です。
背が高く育ったトウモロコシの緑の壁を進む体験は、子どもはもちろん大人も童心に返って楽しめる人気スポットです(2026年度のトウモロコシ迷路は既に終わっています)。
身近な自然へ出かけよう

すっかり都会の街並みが広がる成増ですが、自転車で少し足を伸ばすだけで、豊かな湧水や夏の農園体験といった素敵な出会いが待っています。
みなさんもたまには自転車に乗って、身近な清流の源流を訪ねてみてはいかがでしょうか。










