【銭湯】昭和3年創業の歴史を紡ぐ「辰巳湯」へ。湯上がりに練馬から赤塚へ続く旧道を歩く

2026年9月の金曜日、一週間の仕事を終えた解放感と、明日から始まるシルバーウィークへの期待感を胸に、練馬の街を歩く。目指すのは、日頃の疲れをゆったりと癒やしてくれる銭湯「辰巳湯」だ。

西武池袋線・練馬駅の江古田寄り改札を出て千川通りを曲がり、高架をくぐると「大門通り商店街」が現れる。

飲食店に加え、ワンコイン釣り堀や総合格闘技ジムなど、どこか個性的で温かみのあるお店が集まる商店街だ。そのほぼ中央に位置するのが、今回訪れた辰巳湯である。

歴史と故郷の想いが息づく銭湯

創業は昭和3年(1928年)。ちょうど創業年が辰年だったこと、そして祖父が辰年・祖母が巳年だったことから「辰巳湯」と名付けられたそうだ。もともとは見事な木造の宮造り建築だったが、1992年に建て替えを行い、1993年に現在のビル型銭湯として再オープンした。

ビルの中へ一歩足を踏み入れると、ロビーには立派な錦鯉の絵が飾られている。創業者が新潟県山古志村の出身であり、故郷への深い想いがこの絵に込められているという。館内は隅々まで清掃が行き届いており、とても清潔で気持ちが良い。

バリエーション豊かなお風呂で癒やしのひととき

浴室にはさまざまな湯船が用意されており、気分に合わせて楽しめる。

  • 内湯・各種アトラクション風呂: 超音波風呂、気泡風呂、座風呂、シルク風呂
  • 日替わりの薬湯: 体の芯から温まり、一週間の疲れがじんわりと解けていく
  • 露天風呂: 外気を感じながらのんびりと湯船に浸かれる至福の空間
  • サウナ&水風呂: 頭にサウナハットをかぶった常連客が、サウナと水風呂を交互に行き来して整っている

お湯は熱すぎず、ゆったりと浸かれる心地よい温度に感じられた。子供でも入りやすく、足を伸ばしながら長湯をして体を解きほぐすことができる。いい銭湯との素晴らしい出会いとなった。

旧道の面影をたどる帰路の散策

銭湯を出た後は、向かいにあるスーパー「あまいけ」で買い物。あまいけは現在、Olympicグループの傘下にあるスーパーだ。買い物用品を手に、そのまま古い歴史を持つ道をまっすぐ進んでみることにした。

古道の歴史を感じる道筋

お店が並ぶ旧道
石神井川をのぞむ
平和台付近の交差点
  • 平和台方面へ: 昔ながらの店舗が残る道をたどりながら、平和台方面へ進む。平和台を過ぎたあたりには「ハッスル通り商店街」も見えてくる。
下赤塚駅の踏切
  • 下赤塚から松月院へ: さらに進むと下赤塚で川越街道および東武東上線と交差。その先には「のぐちやBakery」があり、名刹・松月院へと行き着く。
のぐちやベーカリーさんの灯り
  • 鎌倉古道の面影: 下赤塚周辺には、かつての鎌倉古道とされる道筋や石碑、道標などが残り、現在もその歴史の面影を感じることができる。現在は赤塚溜池公園へと繋がる道もあり、古道の風情に思いを馳せながら散策を楽しんだ。

湯上がりの心地よい風を感じながら歴史ある旧道を辿る時間は、連休前の夜にぴったりの贅沢な散歩コースとなった。

辰巳湯

住所:東京都練馬区桜台4-42-2
電話:03-3994-2680
アクセス:西武池袋線「練馬駅」から徒歩6分
営業時間:14:30~24:30
※露天風呂・サウナは24:00まで
定休日:水曜日
駐車場:なし
入浴料:大人600円、小学生200円、未就学児100円
サウナ:入浴料+300円
辰巳湯 練馬駅徒歩7分 地元のふれあい銭湯

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なりチャン

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