東京都、2026年夏も水道基本料金を「4カ月間無償化」へ ―― 猛暑への備えと家計支援を両立

東京都の小池百合子知事は1月17日、2026年度(令和8年度)当初予算案に、一般家庭の水道基本料金を4カ月分無償化する方針を盛り込むと発表しました。昨年に続くこの異例の措置は、深刻化する夏の猛暑対策として都民の生活を守る狙いがあります。

■ 実施の背景:エアコン使用を促す「命を守る」減免

今回の無償化の最大の目的は、熱中症対策です。小池知事は「水道基本料金を浮かせた分で、エアコンなどを適切に使ってほしい」と述べており、光熱費の高騰を背景に冷房の使用をためらう世帯への直接的な支援を強調しました。

■ 無償化の対象と期間

対象となるのは、都内の一般家庭で使われる標準的な規格の水道すべてです。

  • 無償期間: 2026年5月から8月、または6月から9月の検針分(4カ月間)
  • 軽減額: 1世帯あたり合計で約5,000円の見込み
  • 対象地域: 東京都水道局の供給エリアに加え、多摩地域の一部や島しょ部など、都の水道局が直接供給していない自治体についても、都が費用を負担する形で同様の措置が取られます。

■ 昨年に続く「継続」の意義

東京都は昨年(2025年)の夏にも同様の基本料金無償化を実施しました。昨年の実施時には、物価高騰に苦しむ現役世代や高齢者世帯から「家計の助けになった」と好意的な声が多く寄せられました。

都は今年も厳しい暑さが見込まれると予測しており、単発の支援ではなく、「夏の恒例のセーフティネット」としての役割を持たせる形で2年連続の実施を決定しました。

■ 今後の流れと注意点

この方針は、今後開かれる東京都議会での予算成立を経て正式に確定します。なお、無償化されるのは「基本料金」のみであり、使用量に応じて発生する「従量料金」や「下水道料金」については通常通りの支払いが必要となる点には注意が必要です。

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なりチャン

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