【成増北口】成丘通りのいま。元気堂薬局の閉院と、少しずつ変わりゆく街の風景

成増駅北口のロータリーから、踏切前の複雑な交差点を抜け、坂を下る方向へ伸びる「成丘通り」。

住宅街を中心に比較的穏やかな時間が流れるエリアですが、2026年8月、またひとつ街の風景が変わろうとしています。

元気堂薬局が閉院へ

成丘通り沿いで長年営業してきた「元気堂薬局」が、2026年8月29日(土)14時をもって閉院する予定です。

場所は成増3丁目、坂を下った先にある建物の1階。極真空手やボクシングジムなどが入る建物としても知られている場所です。

地域で長く親しまれてきた薬局だけに、近隣にお住まいの方にとっては寂しい知らせです。

成増ヶ丘通りを歩いて見えてくる、街の変化

成丘通りを歩いてみると、医療機関や店舗が並ぶ一方で、以前とは少し違った景色も目に入ってきます。

Ponte(ポンテ)

成丘通り沿いにあるジェラート店「Ponte(ポンテ)」。

夏場には、自家製のフレッシュで優しい甘さのアイスを楽しめる店として、地域で知られていました。

ただ、2026年夏は営業が見られず、今年もオープンを見送ったようです。

季節になるとその味を楽しみにしていた人も多かっただけに、こちらも少し寂しい変化です。

医心館 成増

元気堂薬局の近くには「医心館 成増」もあります。

医療・介護を必要とする人を支える住宅型有料老人ホームで、成通り周辺における医療・福祉施設の存在感を感じさせる場所のひとつです。

赤塚第二中学校グラウンド裏周辺

赤塚第二中学校のグラウンド裏周辺にも、以前とは違った風景があります。

かつてカフェが入っていたマンション1階には、現在「放課後等デイサービス りっと成増」が入っています。

また、その隣にある白いビルは、以前は長太郎不動産系列の事業所が入っていた建物ですが、現在は空きビルとなっています。

こうした小さな変化は、大型商業施設の開業のように目立つものではありません。

しかし、普段この道を歩いている人なら、「いつの間にか店が変わった」「以前あった看板がなくなった」と気づくような変化です。

医療機関が集まる成丘通り

さらに歩いていくと、柴崎歯科クリニックの特徴的な建物が目に入ります。

その周辺には杉内医院や成増ヶ丘薬局などもあり、歯科、内科・小児科など、地域の暮らしを支える医療機関が近い範囲に集まっています。

学校にも近いこのエリアでは、子どもから高齢者まで、地域住民の日常生活を支える医療・福祉施設が点在しています。

店舗の入れ替わりが進む一方で、こうした「暮らしを支える場所」が残り続けているのも、成増ヶ丘通りらしい風景なのかもしれません。

小中一貫教育の取り組みと、これからの成増北口

成増北口の変化を考えるうえで、学校をめぐる動きも見逃せません。

近隣の成増ヶ丘小学校と赤塚第二中学校では、すでに小中一貫教育の取り組みが行われています。

成増ヶ丘小学校の児童が赤塚第二中学校で授業を受けるなど、小学校と中学校のつながりを意識した取り組みも実施されています。

さらに近年は、成増ヶ丘小学校と赤塚第二中学校をめぐって「小中一貫型学校」としての整備を視野に入れた構想も出ています。

ただし、具体的な整備方法や時期などについては、今後の検討事項です。

大きく変わらないようで、少しずつ変わっている

成増駅北口というと、駅前の商業エリアに目が向きがちです。

一方、成丘通りを坂の下まで歩いてみると、少し違った街の姿が見えてきます。

薬局が閉院し、季節のジェラート店が営業を見送る。

かつて店舗だった場所が福祉施設になり、別の建物は空きビルになる。

その一方で、医療や介護を支える施設が存在し、学校では小中学校の連携を深める取り組みも進んでいる。

一気に景色が変わるわけではありません。

けれど、店舗の入れ替わりや建物の用途変更、医療・福祉施設の存在、そして教育環境の変化を一つひとつ追っていくと、成増北口の街も少しずつ新しい時代へ向かっていることが感じられます。

元気堂薬局の閉院も、そんな「街の時間の流れ」を感じさせる出来事のひとつなのかもしれません。

これから数年後、成増ヶ丘通りを歩いたとき、今とはまた違う景色になっているのでしょうか。

この記事を書いた人

なりチャン

なりますチャンネルは、成増をベースに東京の城北エリア(板橋・練馬)の地域情報を地元目線でリアルタイムにお届けしていきます✉「子どもたちが地域の方々と触れあい、地域をもっと好きになってほしい」という想いで2022年頃に始めました。月間55万PV(2026年1月)。