日本のハンバーガー文化を支えてきた「ロッテリア」が、いま大きな転換期を迎えています。

運営会社の株式会社ロッテリアは、2026年2月16日付で「株式会社バーガー・ワン」へと社名を変更。2026年3月末までに、国内すべてのロッテリア店舗を新ブランド「ゼッテリア(ZETTERIA)」へ転換、あるいは閉店させるという「歴史の幕引き」を進めています。

そんな激動の最中、地元住民に衝撃のニュースが飛び込んできました。「ロッテリア イオン練馬店」が、2026年3月末をもって閉店することが決定したのです。
「ゼッテリア」への進化:バーガー業界No.1を目指す戦略

新ブランド「ゼッテリア」は、看板商品である「絶品バーガー」と「カフェテリア」を組み合わせた造語です。バーガー・ワンの井上社長が掲げる「バーガー業界No.1」という目標に向け、以下の3つの柱で攻勢をかけています。
- 高付加価値化: メニューを絞り込み、パティやバンズを再開発。質の高い「絶品」体験を提供。
- ゼンショーのシナジー: 「すき家」や「はま寿司」を擁するゼンショーグループの圧倒的な調達・物流網を活用。
- カフェ需要の開拓: モバイルオーダーの推進や電源完備のモダンな内装など、滞在型ニーズに応える空間づくり。
光が丘の風景が変わる。イオン練馬店の決断

光が丘IMAに隣接し、長年地域に親しまれてきた「イオン練馬店(旧サティ)」内のロッテリア。近隣のIMA全体が大規模リニューアルを経て活気づく中、当然ここも「ゼッテリア」へ生まれ変わるものと期待されていました。
しかし、下された決断は「完全閉店」でした。
関係者によると、閉店後の区画はイオン練馬店自体が売場を拡大する予定であり、新たな飲食店テナントが入る計画はないとのこと。ゼッテリアとしての再出発ではなく、あえてこの地から撤退するという選択は、ブランドの「選択と集中」の厳しさを物語っています。
ロッテリアとしての54年に感謝を込めて

2026年3月末、ロッテリアの名称が消えると同時に、光が丘からもその灯が消えることになります。
増収増益と店舗拡大が至上命題とされる飲食業界において、No.1を目指すための「一歩」が、必ずしも現状維持ではないという現実。最後の日まで、あの慣れ親しんだ味を噛み締めたいものです。



