練馬区田柄の静かな住宅街。2階建て住宅の1階部分に、地域の人々に愛される憩いの場「喫茶ビター」があります。


2026年4月、うららかな春の日に、このアットホームな喫茶店をお邪魔してきました。
地元客に愛される、こじんまりとした温かな空間


店内は、L字型のカウンター席と2人掛けのテーブル席が2つの、心地よいサイズ感。マスターと奥様が二人三脚で切り盛りされており、訪れるお客さんの約9割は地元の方々だそうです。


光が丘と平和台の中間地点という立地もあり、カウンター越しにマスターとお客さんが楽しそうに言葉を交わす光景は、まさに「町の社交場」。住宅街という静かな環境ゆえ、開店時の許可取得には苦労もあったそうですが、今ではこの街になくてはならない場所となっています。
驚きのワンコイン!充実のモーニング

今回いただいたのは、オープンから提供されているモーニングセット。
- 厚切りのトースト
- フレッシュなサラダ
- ゆで卵
- 食後のヨーグルト

これらにコーヒーがついて、お値段はなんと500円。 物価高騰が続く昨今、ワンコインでこれだけ充実した朝食をいただけるのは、店主の「地域の方に気軽に寄ってほしい」という優しさの表れかもしれません。
マスターが語る、かつての「田柄川」の記憶

食事を楽しみながら、気さくなマスターから昔の田柄のお話を伺うことができました。

今では暗渠(あんきょ)となり、その流れを目にすることはできなくなった「田柄川」ですが、マスターの幼少期には今とは全く違う景色が広がっていたそうです。
「昔の田柄川は本当に綺麗でね。鯉が泳いでいたり、海老を捕まえたりして遊んだものだよ」
そう目を細めて語るマスター。大きな雨で川が増水した時の記憶や、川辺に蛇がたくさんいたことなど、当時のリアルな情景が浮かび上がります。
グラントハイツ(現・光が丘公園一帯)ができてしばらく経つと、生活排水の影響で次第に川の様子は変わっていきましたが、かつてこの地を流れていた清流の記憶は、今もマスターの心の中に大切に仕舞われていました。
最後に
マスターの朗らかな笑顔と明るい笑い声に包まれていると、初めて訪れた場所とは思えないような安心感に満たされます。
田柄の歴史に触れ、美味しいコーヒーで一息つく。 まさに「町の止まり木」と呼ぶにふさわしい、素敵な喫茶店でした。
また穏やかな朝を過ごしに、ぜひ伺いたいと思います。





