【クレープ@大山】変わりゆくハッピーロードの景色と、45年以上変わらないクレープ「ピエロ」の味

最近、板橋界隈でもクレープ屋さんを見かけることが多くなってきましたが、「板橋のクレープといえば、やっぱりここ!」という方も多いのではないでしょうか。

今回は、ハッピーロード大山商店街の中心で長年愛され続けている名店、クレープの「ピエロ」に行ってきました。

圧巻の200種類以上!迷う時間も楽しいメニューの数々

ハッピーロード大山商店街の中央にある交差点の角地。可愛いピエロの壁画が描かれたお店の前には、休日ともなればお馴染みの行列ができています。

店頭に一歩近づくと、まず驚かされるのが壁一面を埋め尽くす無数の張り紙!

  • 200種類以上の圧倒的なメニュー数
  • チョコ、生クリーム、バナナ、イチゴなど、組み合わせはまさに天文学的!
  • 冬限定・夏限定など、訪れるたびに楽しい「季節限定クレープ」もあり

毎回どれにしようか真剣に悩んでしまいますが、今回は「スプレーチョコ」と、いたばしのいっぴんにも選定されている王道の「生クリームバナナチョコ」を注文しました。

美味しさを引き出す、きめ細やかな“温度管理”

ピエロのクレープは、メニューによって提供方法が変わるこだわり仕様です。

  • スプレーチョコ: その場で生地を焼き上げてくれる、出来立てホカホカの「温かいクレープ」。
  • 生クリームバナナチョコ: 生クリームが熱で溶けてしまわないよう、あらかじめ冷ました生地で丁寧に包んでくれる「冷たいクレープ」。

こうした、美味しさを最大限に引き出すためのきめ細やかな温度管理こそが、ピエロが長く愛される魅力の秘密です。

1979年創業。45年以上の歴史と、変わりゆく商店街

ぬくもりと歴史のあるハッピーロード大山商店街の中心で、1979年の創業から45年以上にわたり営業を続けているピエロ。

しかし今、この場所は大きな転換期を迎えています。

都道補助第26号線の延伸計画(川越街道から東武東上線を抜けて、健康長寿医療センター研究所方面へ続く道路)に伴い、ピエロがあるエリアはまさに道路の計画地にかかっています。

2024年4月からはアーケードの一部解体工事が始まっており、新しく建設されたタワーマンション「クロス大山」(シティタワーズ板橋大山ノースタワー/サウスタワーなど)に挟まれたエリアのアーケード(約70m)が撤去されました。45年以上もの間、買い物客を雨風から守ってきた「幸せに続くなが~い屋根」が途切れ、そこからは空が見えるようになっています。

最終的には、商店街の全長約560メートルのうち、約3分の1にあたる約180メートルが解体される予定です。ピエロのあるあたりも、近い将来に再開発が行われる見込みとなっています。

おわりに:町の新陳代謝の中で

慣れ親しんだピエロの壁画、そして少しずつ空が広がっていく商店街の景色。 町の新陳代謝、時代の流れとはいえ、やはり言葉に尽くせない寂しさと万感の想いが胸にこみ上げてきます。

線路沿いの路地裏、のれんをくぐりたい。

そんな少し切ない大人の想いをよそに、隣では子供が美味しそうに、パクパクとクレープを頬張っていました。

昭和、平成、令和と、たくさんの人の甘い思い出を包んできたピエロのクレープ。この愛すべき板橋の味が、形を変えてでも未来へ続いていってくれることを願わずにはいられません。

道路建設予定の平屋と大曽ストアの建物。

みなさんもぜひ、今の商店街の空気を感じながら、絶品クレープを味わいに行ってみてくださいね。

【店舗情報】

  • 店名: クレープの店 ピエロ
  • 創業: 1979年(40年以上の歴史)
  • おすすめ: 生クリームバナナチョコ(いたばしのいっぴん選定)

この記事を書いた人

なりチャン

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