9月の雨が降る日。 「今日のお夕飯、どうしよう……」と頭を悩ませる夕方ってありますよね。

この日は、普段頼りにしている北町の伊勢屋さんやお米屋さんの小島米店さんもお休みの水曜日。困り果てていたところ、思い浮かんだのが「フードショップいいづか」さんでした。

地下鉄赤塚駅から練馬駅方面へと抜ける旧道沿い、ハッスル通り商店街にあるお店です。 普段は平和台や練馬方面へ向かう時に通り過ぎることが多く、足を止めたことがなかったのですが、すがるような思いで向かってみました。

雨の中に浮かび上がる明るい店内の灯りと、「お弁当」のノボリ。 その明かりを見ただけで、なんだかホッと胸を撫でおろしました。

好きな惣菜を詰めてもらう、ぬくもり溢れるお弁当


一見すると昔ながらの地域密着型食料品・雑貨店さんですが、店内に入ると奥には惣菜コーナーが広がっています。

こちらでは、ズラリと並ぶ手作りのお惣菜から好きなものを選ぶと、その場でお弁当に詰めてくれるシステムになっています。

店主さんがひとつひとつ丁寧に手作りしているお惣菜が並びます。

- 天ぷら
- さばの味噌煮
- 大根煮
- きんぴら
- 煮豆
- やきとり

……どれも美味しそうで目移りしてしまいます。
「子どもの分もあるんです」とお伝えしたところ、スパゲッティやちくわなどもバランスよく組み合わせて詰めてくださいました。こうした温かいお心遣いが嬉しいですね。
この場所で60年近く――変わりゆく街並みと商店街の歴史
お買い物の際にお話を伺うと、この場所で60年近くお店を営まれているとのこと。

今はシャッターが閉まったお店も多く人通りも少なくなってきたハッスル通り商店街ですが、お店の方によると、かつては多くのお店が軒を連ね、近隣の方々が数多く訪れて大変賑わっていたそうです。


街の姿が変わっていった背景について伺うと、平和台駅ができて「ライフ平和台店」が出店したことが大きかったとのこと。

今でこそ平和台は駅があり、環八通りと新大宮バイパスが交差して人通りも多いエリアですが、昔は周辺にお店が少なく、買い物といえば歩いて北町や田柄まで来ていたのだそうです。

かつてこの近くを流れていた田柄川(現在は暗渠化)の周辺や旧道沿いに、地域の人々の暮らしを支えるたくさんのお店が集まっていた時代の情景が目に浮かびます。
味わい深く、心温まる手作り惣菜

家に持ち帰り、さっそくお弁当を広げて家族でいただきました。

ひとつひとつ違う種類のおかずがぎっしり入ったお弁当は、見た目にも賑やかで親しみやすい味わいです。
特にじっくり味がしみ込んだ「大根煮」は、しみじみと美味しい一品。 サバの味噌煮も身が柔らかく、味がしっかりとしみ込んでいてご飯が進みます。

丁寧につくられたおかずの旨味が身体に染み渡り、とても美味しくいただきました。

いつも通り過ぎていた道にも、街の歴史とともに地域を支え続けている素敵なお店がありました。夕飯作りに困った日や、温かい手作りの味が恋しくなった日に、足を運んでみてはいかがでしょうか。
店舗情報

| 店名 | フードショップいいづか |
| 業態 | 食料品店・スーパーマーケット |
| 住所 | 東京都練馬区田柄2-1-28 レジデンス飯塚1F |
| 電話番号 | 03-3938-1851 |
| 最寄り駅 | 地下鉄赤塚駅、下赤塚駅 |
| 商店会 | ハッスル通り商店会 |
| 営業時間 | 10:00~18:00 ※掲載情報ベース(変更になる場合があります) |
| 定休日 | 日曜の可能性あり ※ご訪問の際は事前にご確認ください |








