中学校受験激戦区の成増周辺で「おすすめの受験塾12校」!最難関校に向けた電車通塾3校も!

成増周辺の小学校における中学校受験率が5割を超え、都内屈指の中学校受験激戦区であるという記事を以前に執筆しました。

そうした、成増の地域性を反映してか、成増周辺には非常に多くの中学校受験塾が存在しますし、中には電車で通塾する方もいるという噂を聞いたりすると、いったいどの塾を選択すればいいのか迷ってしまうこともあるかと思います。

そんな時に役立つように、成増周辺の集団塾、個別塾、また電車通学も含めたおすすめの受験塾11校を記事にまとめてみました。

早稲田アカデミー 成増校

hdr

早稲田アカデミー成増校は、小学生から高校生までを対象とした進学塾で、中学受験クラスは四谷大塚の「予習シリーズ」をメインテキストとして使用しています。 「本気でやる子を育てる」という指導理念があります。難関校への合格実績が豊富であり、第一志望合格に向けて力強い指導を受けられます。

2024年度もや桜陰中学校や武蔵中学校といった御三家や最近人気の都立小石川中等教育学校等に合格者がいて、成増周辺の難関私立校を受験する人にはお勧めの塾だと思います。だいたい各学年の生徒は50人前後のイメージで、小4から通う人が多いです(だいたい各学年3クラスで15名程度の印象です)。
※小学校6年生になると「NN志望校別コース」が始まったりして、志望校別に電車に乗って志望校の近くの校舎にみんなが集まって授業が行われたりします。

早稲アカは体育会系のイメージが強く、今の成増校の塾長もかなり情熱的な方です。コロナ禍でなくなっていた合宿も最近復活したみたいです(最終学年の小6や中3は感染症の懸念もあるので、小5や中2などで復活しています)。

マンションの3階部分を利用しているので、初めて教室に訪問した際は少し雑然としている感じがするのですが、すぐに慣れました。2025年6月にクラス数を増やしたみたいで、生徒の受け入れキャパシティが増えたみたいです。成増小学校を中心に成増周辺の成増ヶ丘小学校や旭町小学校の生徒が多いですが、東武東上線沿いの埼玉方面の生徒も多いです。

日能研 成増校

hdr

日能研成増校は、開校31年の伝統と実績があり、板橋区内でも最大級の教室規模を誇ります。 難関中学への高い合格実績があり、学力別クラス編成で細やかな指導を行います。独自のカリキュラムとテキスト「本科テキスト」「栄冠への道」を使用し、段階的に学力を積み上げていく方式です。 「自立した学習者の育成」を掲げています。

昔は成増駅の南口にあった気がするのですが、今は南口のアリエスの2階にあります。ロータリーに併設された建物なのでアクセスはいいです。

休憩時間にマクドナルドのデリバリーをしてもらえたりするので、子供がそれを目当てに入塾しました。

生徒の志望校に沿って、中堅校から上位行まで幅広くサポートしてくれます。最近の日能研のイメージとして、難関校は難しいという声も聴くことがありますが、成増校は御三家も毎年合格者が出ていたりします。

夕方になるとアリエスの周辺にNバックを背負った子供たちをよく見かけます。あと、夜や雨になると送迎の車がロータリーやアリエスの裏手によく止まっていて、塾からは車の送迎は推奨されていないみたいです。

ena 成増校

hdr

ena成増校は特に都立中高一貫校への合格実績が非常に高く、多くの学校で合格者の過半数をenaの生徒が占めているとされています。都立中高一貫校は長年のノウハウと情報量が強みで、特に作文の授業に力を入れている点が評価されています。

成増周辺には色々な塾があってどこに入っていいのか悩んでいました。ただ、我が家の子供はのんびりしているので私立の上位校に進学するタイプでもないかな~と思い、都立中高一貫校への進学を目指すことにし、そうした学校に特化しているenaを選択しました。

都立中高一貫校の特徴

都立中高一貫校の入試は、一般的に「適性検査」と呼ばれ、知識の量を測る「学力検査」とは一線を画しています。これは、義務教育である中学校で学力による選抜を行わないという公立学校の原則に基づいているためです。

都立中高一貫校は全部で11校あり、成増からだと「東京都立小石川中等教育学校(文京区、都営三田線 千石駅)」、「東京都立桜修館中等教育学校(世田谷区、東急東横線 都立大学前駅)」、「東京都立富士高等学校附属中学校(東京メトロ丸の内線 中野富士見町駅)」、「東京都立大泉高等学校附属中学校(西武池袋線 大泉学園駅)」などに行かれる方がおられます。

倍率は一時期は10倍近い年もありましたが、近年では3~4倍程度で落ち着いています。

「都立中高一貫校」と「私立中学校」では色々と入試に関して違いがあったりしますので、比較した表を掲載いたします。

都立中高一貫校私立中学校
試験形式適性検査(思考力・表現力重視)学力試験(知識・応用力重視)
科目構成教科横断型(適性検査I・II・Ⅲ)国語・算数・理科・社会(4教科または2教科が主流)
問われる力読解力、思考力、分析力、表現力、課題解決能力基礎知識、応用力、計算力、パターン認識力など
記述の量多い(作文・論述が中心)学校による(選択式、穴埋めなども多い)
出題範囲小学校の学習範囲内を「活用」小学校範囲を超えた発展的な内容も出題
報告書合否に影響する(2~3割程度ほとんど影響しないか、参考に留まる
入試日程全校同日(2月3日)複数日程を設定、併願可能
募集人員基本的に中学からのみ募集(高校からの募集はなし)中学・高校両方で募集する学校も多い

臨海セミナー 成増校

hdr

臨海セミナー中学受験科 成増校は国私立中学受験対策に力を入れています。 リーズナブルな授業料で、初めて塾に通うお子さんでも挑戦しやすいという声もあります。 都立・公立中高一貫校受験対策のコースもあります。

生徒の人数はそれほど多くないので、少人数制です。5人以下のクラスもあったりして、生徒の個性にしっかりと向き合ってくれます。

授業を休んだ際の補講もしっかりしており、色々とケアしてもらえて、面倒見がいい印象です。わざわざ先生が時間を取って下さり、個別指導のような形で30分程度教えてくれたことがあり、子供がよく理解できたと喜んでいました。

夏期講習などは無料体験できたりするので、かなりお得です。

hdr

成増小学校からは一番近い。あと、中学校受験をする子供用(中学受験科)と、中学校受験をしない子供用(小中学部、個別指導)の2校が成増にあったりします。

栄光ゼミナール 成増校

栄光ゼミナール 成増校は、少人数グループ指導が特徴で、先生との距離が近く、発言や質問がしやすい環境です。 夏期講習などで体験授業も受けられます。

御三家や国立合格を目指し電車で通塾編

御三家や国立といった難関校を目指す方は電車で遠方の塾に行かれる方もおられます。

まずは成増周辺の塾で学習をスタートし、子供の受験校が決まってきた段階で移籍される方もいらっしゃったりします。

SAPIX小学部 練馬校

御三家や国立などの上位校を目指そうと思うなら、SAPIXも選択肢の一つかもしれません。成増の近隣では練馬校が電車やバスで40分程度で行けるので通塾しやすい環境です(渋谷校も副都心線で比較的アクセスが良いですが、道玄坂にあるので山手線などで池袋経由で行った方がいいかもしれません)。

グノーブル 渋谷校

グノーブルは特に難関校・最難関校を目指す生徒に強いとされています。

2006年にSAPIX小学部の創設メンバーが関わって設立されたこともあり、SAPIXと似たカリキュラムや指導スタイルを持ちながらも、より考える力を重視し、少人数制で難関校に特化した指導を行います。渋谷校練馬校でしたらアクセスも比較的良さそうです。

エルカミノ 目白本校

エルカミノ 目白本校は、「思考力」「読解力」「記述力」の3つの力を重視し、「本物の考える力」を育むことを教育理念としています。

難関校・最難関校合格を目標とする生徒が多く集まり、特に算数・数学と理科の指導に定評があります。算数オリンピックに特化したクラスなどもあったりと、算数が得意な子供にとっては特におすすめです。

個別指導塾

費用的な面や友達と切磋琢磨する環境を求めて集団塾をまずは検討される方が多いですが、子供のペースに合わせた指導を重視したり、集団塾の補習として個別指導を使用する場合があります。以下では個別指導塾を3つ紹介いたします。

TOMAS(トーマス)成増校

hdsr

TOMAS成増校は、完全1対1の個別指導を特徴とする進学塾で、川越街道沿いのヒューリックの建物の3階にあるため、駅からのアクセスも良く、施設もきれいです。難関校への合格実績を豊富に持ち、生徒一人ひとりに合わせたきめ細やかな指導が魅力とされています。

ユリウス 成増教室(日能研グループ)

個別指導が中心で、講師1人に生徒2人までの形式。曜日や時間、教科が自由に選べます。 中学受験コースや公立中高一貫校受検コースもあります。

東京個別指導学院 成増教室

hdr

東京個別指導学院 成増教室は、ベネッセグループが運営しており、指導時間中1:1または1:2でびっしり見てくれるので、わからないところがわかるようになるまでしっかりケアしてくれます。お子様の学習状況や目標に合わせたきめ細やかな指導と、充実した学習環境、手厚いサポートを求める方にとって魅力的な選択肢かもしれません。

早稲田アカデミー個別進学館 成増校

hdsr

早稲田アカデミー個別進学館 成増校には、多くの講師が難関校受験経験者であるため、自身の経験を活かしながら、実績のある早稲田アカデミーのオリジナル教材やプリントを個別指導用に活用し、効率的な学習をサポートしてくれます。2025年7月1日に開校となります。

塾選びのポイント

指導スタイル

熱血・やる気系厳しくも熱心な指導で、競争心を煽りながら高みを目指すタイプ(例: 早稲田アカデミー)。負けず嫌いで、叱咤激励で伸びる子に向いています。
思考力・探求重視系自分で考える過程を重視し、本質的な理解を促すタイプ(例: SAPIX、グノーブル、エルカミノ)。知的好奇心旺盛で、じっくりと考えるのが好きな子に向いています。
堅実・着実系基礎から応用へスモールステップで進み、繰り返し演習で定着させるタイプ(例: 日能研)。コツコツ努力できる子、基礎を丁寧に固めたい子に向いています。

志望校

最難関・難関校志望SAPIX、グノーブル、エルカミノ、早稲田アカデミーのトップ層など、難易度の高い問題に対応できる思考力や、最新の入試傾向に合わせた対策が得意な塾を選びましょう。
中堅校志望日能研、臨海セミナー、栄光ゼミナールなど、基礎を固めつつ応用力を養う幅広いカリキュラムが充実している塾が適しています。
都立中高一貫校都立中高一貫を目指すのであれば、志望校に特化したenaや臨海セミナーなどがおすすめかもしれません。

集団塾か個別指導か

集団授業多くの生徒と切磋琢磨することでモチベーションを高め、競争心も育ちます。多くの大手塾の基本スタイルです。
個別指導苦手分野の克服や、特定の学校の対策など、きめ細やかな指導が可能です。集団授業と併用するケースも多いです。

地域の声

日能研は、SAPIX(成増の子はほぼ練馬校に通っているようです)と比べるとボリュームゾーンは多いですが、上から下まで幅広く対応しているので、上位クラスからは御三家や難関校も出ていると思います。歴史が長いので、持っている情報量が多いようです。

早稲アカも、中~下のクラスはボリュームゾーンだと思います。費用は日能研より若干高めかと。

臨海は、中受で通っている方が身の回りにはいないのですが、高校受験の方は多いです。

栄光は、人数が比較的少ないので、その他大手塾の雰囲気が合わない方によいかもしれません。

個別のTOMASに通うお子さんも多いようです。TOMASだけ、と言うよりは、直前期に大手塾と併用する方が多いように思います。

個別塾ならベネッセグループの東京個別指導学院がオススメ。他個別とクオリティが違うように感じます。他は個別といっても講師が巡回して生徒を見たり質問受けたりが多く、その点時間中1:1または1:2でびっしり見てくれるので、わからないところがわかるようになるまで見てくれます。成増だと川越街道沿いのリフォームのたけうちの上にあります。

教室によっては大学受験のお子さんが多かったり、中学受験のお子さんが多かったりしますが、どの教室でもどの受験も対応してくれて、担当講師が合格発表の時、授業がお休みにも関わらず教室で待機して下さり一緒に喜んでくれて、親としては本当にありがたかったです。

お役立ちリンク

この記事を書いた人