【死亡事故】下校中の小5男子、小学校正門近くでトラックにひかれ死亡。板橋区志村の通学路で何が起きたのか

2025年12月16日午後3時30分すぎ、東京都板橋区志村の路上で、下校途中だった小学校5年生の松原千明さん(10)がトラックにはねられる事故が発生しました。松原さんは搬送先の病院で死亡が確認されました。

事故の概要:日常の帰宅路で起きた悲劇

警視庁や目撃者の情報によると、松原さんは当時一人で横断歩道を渡っていたところ、走行してきたトラックにひかれ、車体の下敷きになったとみられています。

  • 発生日時: 2025年12月16日 午後3時30分ごろ
  • 場所: 東京都板橋区志村(志村坂上駅から南に約400メートル)
  • 状況: ランドセルを背負って帰宅中、小学校正門近くの横断歩道で被災
  • 逮捕: トラックを運転していた60代の男を過失運転致傷の疑いで現行犯逮捕。男は「子どもをはねました」と容疑を認めています。

現場の危険性:見通しの良さと「速度」の罠

志村坂上の一里塚

事故現場は、都営三田線・志村坂上駅からほど近い、小豆沢から前野町へと抜ける交通量の多い通りです。地元の住民からは、以前よりこの通りの危険性を指摘する声が上がっていました。

崖線に作られた見次公園
  • 加速しやすい地形: 中山道の交差点から見次公園方面へ向かう下り坂となっており、直線で見通しが良い反面、車両がスピードを出しやすい構造になっています。
  • 無理な追い越しの常態化: 大型バスの路線でもありますが、バス停で停車中のバスを後続車が強引に追い越す光景が日常的に見られ、クラクションが鳴り響くことも珍しくなかったといいます。
  • 通学路としての脆さ: 小学校の正門の目と鼻の先という「子どもがいて当然」の場所でありながら、幹線道路の抜け道のような役割を果たしており、構造的な安全対策が急務でした。

繰り返される悲劇:生活道路に潜むリスク

近年、板橋区周辺では子どもの交通死亡事故が相次いでいます。隣接する和光市下新倉での事故や、成増小学校に近い赤塚高台通り、川越街道での事故など、幹線道路から一本入った「生活道路・通学路」での危険が浮き彫りになっています。

高速沿に設置された速度抑制装置

本来、最も安全であるべき学校の門前で、なぜ幼い命が失われなければならなかったのか。運転手の前方不注意はもちろんのこと、速度抑制のためのハンプ(段差)の設置や、ガードレールの強化など、ソフト・ハード両面からの抜本的な対策が問われています。

事故現場付近から見える富士

亡くなられた松原千明さんのご冥福を心よりお祈り申し上げるとともに、地域社会全体で子どもたちの安全を守る意識を今一度強く持つことが求められています。

この記事を書いた人

なりチャン

なりますチャンネルは、成増をベースに東京の城北エリア(板橋・練馬)の地域情報を地元目線でリアルタイムにお届けしていきます✉「子どもたちが地域の方々と触れあい、地域をもっと好きになってほしい」という想いで2022年頃に始めました。月間40万PV(2025年10月)。