電車大好き!親子で板橋一周・鉄道の旅 — 移りゆく街並みと歴史を辿って

2025年12月、年の瀬。電車に乗りたいという子供の願いを叶えるべく、バスと3つの路線(三田線・埼京線・東上線)を乗り継いで、板橋区をぐるりと一周する旅に出かけてきました。

1. バスに揺られて、冬の高島平へ

まずは成増駅北口ロータリーから、国際興業バスで高島平駅を目指します。 赤塚から三園へ抜け、溜池公園、大門の竹の子公園、さんぶどう園周辺……。普段生活している地域も、バスの車窓から眺めると不思議と新鮮に映ります。赤塚公園の冬景色を横目に、バスは高島平駅に到着しました。

駅前のATMコーナーには、警察官が立って地域の治安を見守っていました。詐欺被害を未然に防ごうとするその姿に、年末らしい緊張感と安心感を感じます。

新しくなったばかりのエスカレーターを上ると、機械特有の独特の匂いが。「改装工事を終えて動き出したばかり」という新しい息吹を感じながら、都営三田線のホームへ向かいました。

2. 三田線:高架から地下へ、小さなアトラクション

志村の車両基地

高島平の団地群を抜け、志村三丁目までは高架の上を快走します。 しかし、志村坂上へ向かう途中、電車は武蔵野台地に吸い込まれるように地下へ。急に真っ暗なトンネルに突入する様子は、子供にとってはまるでアトラクション!大人には当たり前の風景も、子供の澄んだ瞳を通せば、特別な体験に変わるのだと気づかされます。

3. 板橋駅:再開発と歴史が交差する街

新板橋駅で下車し、板橋駅周辺を散策しました。 高島平とは対照的に高層マンションが立ち並ぶ板橋駅周辺は、現在、再開発の真っ只中。

駅前ビルの解体が進み、大学芋の名店「合格屋」さんも閉店。街が大きく姿を変えようとしています。

そんな近代化の波の中でも、「板橋書店」のように古い街並みが残る場所に心が和みます。お話を伺うと、板橋書店は戦後、新板橋駅のロータリー傍にあり、当時の再開発で移転したのだとか。今回の再開発は、戦後2度目の大きな転換点なのですね。

4. 埼京線から東武東上線へ。池袋のメロディ

板橋駅から埼京線で池袋駅へ。

池袋駅ではビックカメラとのコラボ中で、発車メロディにあの有名なCMソングが流れます。一時期、成増駅が「なりもす駅」になった時の遊び心を思い出し、思わず笑みがこぼれました。

ベビーカーの渋滞の列。これは大変だ。

そこから東武東上線に乗り換え、上の子の習い事がある上板橋へ向かいます。

ふと歴史を振り返ると、1914年の開業当時に板橋区内にあった駅は「下板橋」と「成増」のみ。そのわずか1ヶ月後に「上板橋」が誕生しました。この3つの駅は、110年以上も前からこの地を見守り続けている「東上線の長老」なのですね。

5. 上板橋の休息と、絶品ハンバーガー

上板橋駅で下車し、少し疲れてうとうとしてきた子供と一緒に、かねてより念願だった「ハングリーヘブン」へ。

食べログ百名店にも選出されるこの名店は、北口ロータリーからすぐ。肉の旨味がぎゅっと詰まったハンバーガーを、子供も夢中でパクパク食べていました。親子で過ごす、至福の小休止です。

6. 地元の灯りにホッとする帰路

上の子と合流する頃には、街はすっかり暗くなっていました。 上板橋駅のホームから南口を眺めると、以前階段があった場所に美しいクリスマスイルミネーションが。光の装飾を背に、終着点の成増へ向かいました。

成増駅に降り立つと、やはり「勝手知ったる地元」の空気にホッとします。12月初旬、オープンを控えたサーティワンの店舗を眺めながら、「次にここへ来た時は、アイスを買ってベンチで食べようね」と約束。

Nゲージに興味を示す様子。

板橋の歴史を肌で感じ、変わりゆく街の鼓動を聴いた一日。身近な街の冒険は、冬の寒さを忘れるほど温かな思い出になりました。

この記事を書いた人

なりチャン

なりますチャンネルは、成増をベースに東京の城北エリア(板橋・練馬)の地域情報を地元目線でリアルタイムにお届けしていきます✉「子どもたちが地域の方々と触れあい、地域をもっと好きになってほしい」という想いで2022年頃に始めました。月間40万PV(2025年10月)。