【2026.02】鉄腕DASHが走ったあの日――。城島茂が背負う「継続」の重みと、令和のコンプライアンスが求めるもの

かつて、TOKIOのメンバーが東京・成増の街を駆け抜けた日がありました。1997年8月、『24時間テレビ』内の企画「早朝!DASH!!」で、始発電車とリレー対決を繰り広げたあの日から約30年。今、番組はかつてない大きな転換点を迎えています。

日本テレビは2026年2月16日の定例会見にて、看板番組『ザ!鉄腕!DASH!!』の継続を正式に表明。同時に、一連の騒動の中で決断を下した城島茂氏、松岡昌宏氏への「謝罪」を口にしました。

■ 別れた道、それでも繋がれた「バトン」

今回の騒動の引き金となったのは、2025年に発覚した国分太一氏によるコンプライアンス違反でした。詳細が伏せられたままの降板・活動休止という異例の事態に、グループは事実上の解散という苦渋の選択を強いられました。

その中で注目を集めたのが、松岡氏の「降板」と城島氏の「残留」という、対照的な決断です。

  • 松岡昌宏氏の独白: 「リーダー(城島)は絶対続けるだろうと思っていました。自分が身を引くという空気感は当初から伝えていた。一人に背負わせる形になったのは心苦しいが、後輩や共演者への申し訳なさが勝る」
  • 城島茂社長の覚悟: 「次の世代へとつないでいくことは、長く関わってきた者としての責務」

松岡氏が「責任」を取って身を引く一方で、城島氏は「番組を守り、次世代へ繋ぐ」という別の形の責任を全うしようとしています。二人のベクトルは違えど、その根底にあるのは番組への深い愛情に他なりません。

■ 「早朝!DASH!!」から続く、走ることへの情熱

思い返せば、1997年の「早朝!DASH!!」は番組のエネルギーが爆発していた象徴的な回でした。

  • 24時間でどこまで行けるか競った親子対決
  • 人間と乗り物の限界に挑んだ「050グランプリ」
  • そして、成増駅で始発電車に挑んだリレー対決

あの頃、彼らが全力で走る姿は茶の間に「不可能を可能にする勇気」を与えてくれました。今、城島氏が一人でその看板を背負い続ける姿は、当時の成増の全力疾走とも重なります。

■ 考察:令和のコンプライアンスに求められるものは何か

国分氏のコンプライアンス問題を巡っては、2026年に入っても「具体的な違反内容が不明瞭である」という不透明さが議論を呼びました。ここから見える令和のコンプライアンスに求められる真の姿とは、単なる「ルール遵守」だけではありません。

  1. 「透明性」と「説明責任」の両立 被害者保護は最優先ですが、公の電波を扱う以上、視聴者やスポンサーが納得できる「一定の説明」がなければ、憶測による二次被害を生みます。
  2. 「連帯責任」から「個の責任と再生」へ 一人の過ちでグループ全体を葬るのではなく、残された者がどう誠意を見せ、文化を継承していくか。城島氏の継続表明は、「組織としての自浄作用と継続」という新しいコンプライアンスの形を示唆しています。
  3. 社会との「対話」の継続 国分氏が日テレ社長と面会し、謝罪文を提出したプロセスは、対立ではなく「対話による着地点」を探る現代的な紛争解決の一歩と言えます。

結びに

『鉄腕DASH』は、かつての若者たちが泥にまみれて走った記録であり、今は次世代へと「土と汗の文化」を継承する場となっています。城島茂というリーダーが背負った重荷が、いつかまた新しい世代の笑顔に変わることを、成増の空を知る視聴者は願ってやみません。

この記事を書いた人

なりチャン

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