「成増買取戦争」が勃発!伊藤忠×ブックオフの巨大提携で加速する2026年リユース大戦の全貌

2026年2月、日本のリユース業界は歴史的な転換点を迎えています。 板橋区の主要拠点である成増エリアでは、街を埋め尽くすように買取専門店が急増。時を同じくして、業界の勢力図を塗り替える「伊藤忠商事×ブックオフ」の資本業務提携が発表されました。

今、この街で、そして業界全体で何が起きているのか。その最前線を追います。


成増は「買取の聖地」へ:2026年2月のリアル

成増駅周辺を歩けば、その激戦ぶりは一目瞭然です。かつての商店街の風景は一変し、今や「金・ブランド・時計」の看板が駅の南北を包囲しています。

直近の象徴的な動き

  • 異業種併設の衝撃(2026年2月16日オープン): 南口徒歩2分の好立地に「買取専門店さすがや テルル成増店」が営業していました。スマホショップ内に併設され、査定の待ち時間に最新機種の相談ができるこのモデルは、買取店が「特別な場所」から「生活のついでに寄る場所」へ変わったことを象徴しています。
  • ドミナント戦略の極致: 北口の大吉、大黒屋。南口のおたからや、こやし屋、セカンドストリート。そして地域に根ざした谷口質店。これほど狭い範囲に競合がひしめくのは、成増が3路線利用可能な「資産(不用品)の集積地」として高く評価されている証拠です。

激震の「伊藤忠×ブックオフ」提携:1.6万のファミマが窓口に

街の店舗がしのぎを削る中、リユース界の巨頭ブックオフが最強のカードを切りました。伊藤忠商事との資本提携(2026年2月18日発表)です。

  • ファミマが「買取箱」になる: 全国約16,400店のファミリーマートが、中古品の回収拠点となります。成増駅前のファミマも、明日からは「本や服を預けるだけの窓口」に変わるかもしれません。
  • 仕入れのDX化: 伊藤忠が持つ物流網と、ブックオフの査定ノウハウが合体。メルカリのような個人間取引の「面倒臭さ」を、コンビニの「圧倒的な近さ」で凌駕する狙いです。
  • 資本の入れ替わり: 興味深いのは、伊藤忠が講談社・集英社・小学館の3社から株を譲り受けた点です。かつて中古本を敵視した出版社から、流通を握る商社へ。リユースが「経済の主役」に躍り出た瞬間です。
下赤塚店は閉店して今いました。

なぜ「群雄割拠」の時代になったのか?

この背景には、2026年現在の日本特有の事情が横たわっています。

  1. 「かくれ資産」の奪い合い: 日本の家庭に眠る不用品は数十兆円規模。この「資源」を誰が最初に確保するか、壮絶なシェア争いが起きています。
  2. 低リスク・高回転: 買取店は在庫を抱えず、即座にオークションへ流す「現金製造機」です。AI査定の普及により、未経験オーナーでも参入しやすくなったことが店舗急増に拍車をかけました。
  3. 物価高と生活防衛: 生活費を捻出するために「売る」ことが、もはや恥ずべきことではなく、賢いライフスタイルとして定着しました。

結論:勝つのは「利便性」か「信頼」か

路面店は今後、「コンビニという巨大なインフラ」と戦わなければなりません。

ユーザーにとっての選択肢は明確です。

  • 「手軽さ」なら: 買い物ついでにファミマの回収ボックスへ。
  • 「納得感」なら: 成増駅前の激戦区で、各店を競わせて最高値を引き出す。

2026年のリユース大戦は、単なる中古品売買の域を超え、私たちの「モノの持ち方」そのものを変えようとしているのかもしれません。

この記事を書いた人

なりチャン

なりますチャンネルは、成増をベースに東京の城北エリア(板橋・練馬)の地域情報を地元目線でリアルタイムにお届けしていきます✉「子どもたちが地域の方々と触れあい、地域をもっと好きになってほしい」という想いで2022年頃に始めました。月間55万PV(2026年1月)。