新大宮バイパスの開通と共に整備され、長年、徳丸地域の憩いの場となってきた「赤徳公園」。



ここで数十年にわたり続けられている日曜朝の清掃活動が、今、地域のモラルを問い直す大きな転換点を迎えています。
繰り返される不法投棄との戦い

毎週日曜日、午前8時半。地域の町会やボランティアが集まり、清掃が始まります。驚くべきは、毎週欠かさず活動が行われているにもかかわらず、回収されるゴミの凄まじさです。


今回の活動でも、目を疑うようなゴミが次々と運び出されました。
- 不動産会社の違法な広告付きカラーコーン
- 用途不明の巨大な「重し」2個
- 植え込みに押し込まれた多数のゴミ袋

「毎週掃除をしているから綺麗なのではなく、掃除をしなければ地域の憩いの場がすぐにゴミに埋もれてしまう」――。そんな思いが、参加者たちの間に漂っています。

地域の方々が情熱が呼び寄せた「新しい力」

この活動の火を絶やさなかったのは、シニアクラブ「赤徳公園ニュースター」です。メンバーの方々はトングやほうきを手に取り、公園内に落ちているゴミ等を拾い続けます。参加者の中には98歳の方もいらっしゃいます。

地域の方々の長年の活動に、昨年からは木田区議、今年からはasITA25のフロムさんといった新しい世代のリーダーたちも合流。一時期は数名まで減った参加者は、現在では20名近くまで膨らみ、活動は活気を取り戻しています。
「拾う」から「捨てさせない」仕組みへ

現在、木田区議とフロム氏は、特に深刻な「タバコのポイ捨て」に焦点を当て、単なる清掃に留まらない抜本的な解決策を模索しています。
- ゴミの「見える化」:SNS等で清掃活動を発信してどれだけのゴミがあるかを提示し、心理的な抑制を図る
- インフラ整備:適切な場所へのゴミ箱設置や喫煙施設の増設・再配置に関する区への要望

桜の下、地域の絆が「うねり」となる

取材当日は満開の桜が公園を彩り、清掃後は恒例のラジオ体操が行われました。その後には町会の花見イベントも開催され、ゴミのない綺麗な空間で住民たちが笑顔を交わす光景が見られました。

「地域、行政、政治が三位一体となること」。 徳丸の方々が守り続けたバトンは今、社会を変えるための「新しいうねり」となり、赤徳公園から板橋の街へと広がり始めています。



