【パン工場@成増】春風とパンの香り、境界線に佇む「富士食品」で過ごす午後

春の柔らかな日差しに誘われて、一年ぶりに「富士食品」さんを訪ねました。

hdr

熊野神社の「つつじ祭り」に向けて、空を泳ぐ鯉のぼりを眺めた帰り道。白子川沿いを歩くと、ふわりとパンの焼ける幸せな香りが漂ってきます。

hdr

ここは近隣の幼稚園や学校、施設へパンを卸している街のパン工場。その一角にある小さな直売所が、今回のお目当てです。

驚きの「1個40円〜」! 時代に負けない破格の直売所

物価高騰が続く今、多くのパン屋さんが値上げを余儀なくされています。そんな中、富士食品さんの店頭の看板には今も「パン40円~」の文字が。この価格設定には、ただただ脱帽です。

  • 店内の様子: 3名入ればいっぱいのコンパクトなスペース。
  • 品揃え: 夕方に伺ったため棚は半分ほどでしたが、最近はホテル向けの高級志向な食パンなども増えており、ラインナップの進化を感じます。

今回はパンを買いに来たはずが、同行した子供にせがまれアイスクリーム(270円)も購入。こちらも非常に良心的なお値段。直売所前の白子川沿いにある緑道で、春風を感じながらいただくアイスは格別でした。


地形と境界線のミステリー:富士食品の下を川が流れていた?

白子川沿いのにある富士食品。

実はこの場所、地形マニアにはたまらない歴史が隠されています。

現在の白子川は護岸工事で直線的になっていますが、かつては大きく蛇行していました。実は富士食品さんの敷地こそが、かつての白子川の流路だったというから驚きです。

富士食品の裏手の搬出口。

その影響で、この辺りは非常に複雑な境界線が入り乱れています。

  • 住所の妙: 富士食品さんは「板橋区成増2丁目」ですが、すぐ並びのマンションや薬局は「和光市白子」。
  • 境界を跨ぐマンション: 有名な「ガーデンハウス成増」も、成増と謳いつつ敷地が成増と和光に跨る関係で住所は白子2丁目、学区は和光……といった具合に、旧流路が今の暮らしにも影を落としています。

さらに、お店の前あたりは「板橋区・練馬区・和光市」の3つの行政区が交差するスポット。

美味しいパンを味わいながら、足元の境界線に思いを馳せる。 そんな少し不思議で、とても穏やかな春のひとときでした。


📝 本日のスポット情報

  • 店名: 富士食品(直売所)
  • 場所: 板橋区成増2丁目(白子川沿い)
  • おすすめ: リーズナブルなパン、高級食パン、アイスクリーム
  • 周辺: 熊野神社、白子川緑道

おまけ

最近は毎週土曜日に焼きたてパンの販売をしているそうです。よかったらぜひ。

この記事を書いた人

なりチャン

なりますチャンネルは、成増をベースに東京の城北エリア(板橋・練馬)の地域情報を地元目線でリアルタイムにお届けしていきます✉「子どもたちが地域の方々と触れあい、地域をもっと好きになってほしい」という想いで2022年頃に始めました。月間55万PV(2026年1月)。