【和菓子@仲宿】旧中山道の情緒とともに。創業90年の老舗『菓匠 新月堂』で味わう焼きたて団子と春の訪れ

2026年3月1日。春の息吹を感じる穏やかな週末、板橋区仲宿へと足を運びました。

かつて江戸の旅人たちが歩いた「旧中山道」の面影が色濃く残るこの場所で、ひときわ多くの人で賑わう一軒のお店があります。それが、昭和11年(1936年)創業の老舗和菓子店「菓匠 新月堂」です。

週末ということもあり、店頭にはすでに列ができていました。しかし、その行列こそが「間違いない味」の証。漂ってくる香ばしい醤油の匂いに期待を膨らませながら、順番を待ちます。


90年の歴史が醸し出す、タイムスリップしたような時間

店先に立つと、黒塗りの木造の外観が目に入ります。近代的な街並みの中で、ここだけが江戸の情緒をそのまま残しているかのような不思議な風情。

「板橋」の地名の由来である「板の橋」をモチーフにしたお菓子を作るなど、この街の歴史と文化を大切に守り続けてきた職人たちの心意気が、店舗の佇まいからも伝わってきます。

店内へ一歩足を踏み入れると、ショーケースには季節を彩る色鮮やかな和菓子がずらりと並んでおり、どれにしようかと迷う時間さえも幸せなひとときです。


絶品の定番メニュー:心まで満たされる「板橋の味」

新月堂を訪れたなら、まずは外せないのがこの二つです。

  • 「いたばし最中」 区民が選ぶ「板橋のいっぴん」にも認定されている、お店の看板商品です。板橋の形をした最中皮の中には、上品な粒あんと求肥がぎっしり。お餅と餡のバランスが絶妙で、手土産にすれば喜ばれること間違いなしの逸品です。
  • 「みたらし団子」 ぜひ食べていただきたいのが、作り置きではない焼きたてのお団子です。香ばしく焦げた醤油の香りと、焼きたてならではのモチモチとした食感は格別。散策のお供に、その場で頬張るのが一番の贅沢です。

この季節だけの主役。「あまおう苺大福」

そして今、ショーケースの中で一際輝いているのが「あまおう苺大福」です。

「いちごの王様」と呼ばれる福岡県産「あまおう」を贅沢に使用しており、一口かじれば、濃厚な甘みと適度な酸味が職人こだわりの餡と溶け合います。

  • 至福のハーモニー: 溢れ出すいちごの果汁と餡の重なりは、まさに至福の瞬間。
  • こだわりのお餅: 毎日丁寧につくられる柔らかいお餅が、いちごのフレッシュさをさらに引き立てています。

訪問のヒント

90年の歴史と、職人の温もりを感じられる新月堂。仲宿商店街をぶらりと歩きながら、焼きたてのお団子を食べる時間は、日常の中のちょっとした旅気分を味わわせてくれます。

ただし、人気店のため、午後になると売り切れてしまう商品もしばしば。お目当ての「いちご大福」がある場合は、ぜひ早めの時間帯に訪れてみてくださいね。

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皆さんも、板橋の歴史を噛みしめに、一度立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人

なりチャン

なりますチャンネルは、成増をベースに東京の城北エリア(板橋・練馬)の地域情報を地元目線でリアルタイムにお届けしていきます✉「子どもたちが地域の方々と触れあい、地域をもっと好きになってほしい」という想いで2022年頃に始めました。月間55万PV(2026年1月)。