【豆腐屋@上板橋】道標の角に佇む、創業70年の「かどや豆腐店」で味わう昔ながらの手作り豆腐

富士見街道と七軒家通りが交差する、その名の通り「角(かど)」に、鮮やかな青いテントが目を引く一軒の豆腐屋さんがあります。

板橋区上板橋に店を構える「かどや豆腐店」。

昭和の面影を色濃く残すこの場所で、70年近くもの間、変わらぬ製法で豆腐を作り続けています。

職人の手が作る「本物の豆腐」

ベルを鳴らすと奥からお母さんが出てきてくれます。

毎朝早くから仕込まれる豆腐は、スーパーで見かけるツルンとした均一なものとは一線を画します。

表面は少し無骨でごつごつしており、断面からのぞく小さな穴。それこそが、丁寧に手作りされた「生きた豆腐」の証です。

  • 豆腐:170円
  • 油揚げ:90円
  • 生揚げ:170円
  • がんもどき:大 100円 / 小(5個) 150円

昨今の価格競争の中では少し割高に感じるかもしれませんが、一口食べればその価値はすぐに分かります。大豆の香りが鼻に抜け、しっかりとした食感の後に広がる深いコク。これぞ「豆腐を食べている」という充足感に満たされます。


歴史の交差点を見守り続けて

お店のすぐそばには、文化元年(1804年)に建立された「かみなか庚申塔」がひっそりと佇んでいます。

刻まれた「右 にしたい とくまる、左 練馬 大山みち」の文字。かつて富士街道が「ふじ大山道」と呼ばれ、川越街道を結ぶ「七軒家通り」との角地として多くの旅人で賑わっていた時代を物語っています。

店主にお話を伺うと、

「かつてはこの通りもお店がたくさんあって賑やかだったけれど、最近はシャッターを下ろす店も増えて、少し寂しくなったね」
と、70年の歴史を背負う方ならではの、少し切なくも温かい言葉が返ってきました。

移りゆく街並みの中で、変わらずに暖簾を掲げ続けることの尊さ。江戸時代から続く道標の傍らで、今も手作りの味を守り続ける「かどや豆腐店」の豆腐には、そんな地域の歴史の重みが隠し味として加わっているのかもしれません。


店舗情報

店名かどや豆腐店
住所東京都板橋区上板橋3-6-7
電話番号03-3933-3824
営業時間7:00~18:00
定休日日曜、祝日
駐車場なし

おまけ 花門

しばらく休店されていた居酒屋花門さんですが、3月4日までの休店予定なので、春の訪れとともに再開しそうですね。

この記事を書いた人

なりチャン

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