【定点観察@大山】変わりゆく大山駅周辺:再開発で生まれる「新陳代謝」と商店街の今(2025年12月)

2025年12月現在、東武東上線大山駅周辺は、複数の大型プロジェクトが同時進行し、街の風景が目まぐるしく変化しています。

「ハッピーロード大山商店街」を中心に、再開発による空き店舗の増加と、新しい住民の需要を見込んだ新店舗の開店が混在し、まさに「新陳代謝」が活発に行われている様子をレポートします。


🏗️ 「ピッコロ・スクエア」再開発地区:迫る解体予定と反対の声

川越街道方面からハッピーロード大山商店街に入ると、最初に再開発の波を感じます。

🔹 再開発の概要

現在空き店舗が目立ち始めている地域は、「大山町ピッコロ・スクエア周辺地区第一種市街地再開発事業」の対象地です。約1.3ヘクタールの敷地に、地上28階建て、高さ約107mのツインタワーマンションが建設される予定です。

このタワーマンションには、住宅(A街区で約320戸)、店舗、駐車場などが導入され、周辺には公園や広場も整備される計画です。

🔹 現状とスケジュール

現在の計画では、2026年度に解体工事が始まり、2033年に竣工が予定されています。

これに伴い、周辺では老舗店の閉店が続いており、2025年11月末には「たいやきさわ田」と「からあげ本舗マルタカ」が営業を終えました。今後、現存するお店も予定されている解体日に向けて準備を進めることになります。

しかし、再開発の進行には反対の声もあり、コモディイイダをはじめとする一部の事業者は立ち退きに同意していません。このため、2026年度の解体工事開始は現時点では予定であり、今後の動向が注目されます。


🛍️ クロス大山周辺:開発需要と老舗の閉店

商店街をさらに進み、再開発で誕生した「クロス大山(シティタワーズ板橋大山)」周辺は、閉店と開店が特に集中する地域です。

🔹 補助第26号線整備による影響

都市計画道路補助第26号線(ハッピーロード大山商店街の分断)の整備に伴い、この地域では立ち退きが加速しています。その象徴として、創業100年近い「大曽ストアー」が2025年12月末をもって閉店することが決定しました。長年地域住民に愛されてきた老舗が姿を消すことは、再開発の大きな変化を物語っています。

🔹 新店舗の相次ぐオープン

一方で、クロス大山に居住する多くの新しい住民の需要を見込み、新店舗のオープンも活発です。

  • 2025年7月:「チャントーヤココナッツカレー大山店」オープン
  • 2025年8月:「オオヤマベース」オープン
  • 2025年12月8日:「ピザハットハッピーロード大山店」オープン

また、クロス大山のテナントとしても「かもい眼科」や「三菱UFJ銀行ATM」がオープンしており、生活利便施設が充実しつつあります。目まぐるしい新陳代謝が、この地域の新しい活力を生み出しています。


🛣️ 補助第26号線延伸と医療センターへの道

補助第26号線の延伸に伴い解体が予定されているエリアにも、まだ多くのテナントが営業を続けています。最近、建物が一つ取り壊され、基礎部が露出した敷地にはフェンスが設置されていました。

ここから、みらべるの前を通り、東京都健康長寿医療センター(旧・東京都老人総合研究所)へと続く新たな道ができることは、にわかには想像し難いですが、再開発に向けた準備は着実に、そして少しずつ進んでいることが伺えます。


🥐 街の顔「MARUJU本店」の存在感

街全体が大きく変わろうとしている中でも、大山駅の目の前にはパンの名店「MARUJU本店」が不動の存在感を放っています。

先日、板橋のいっぴんでは、同店の「塩バターパン」が「区民賞」を受賞。名実ともに板橋を代表するパン屋さんとして、再開発で生まれる新しい街の「顔」としても期待が高まります。

地域の人々にとって「MARUJU」は日常の一部であり、変わらない美味しさと安心感を提供し続けている老舗です。

📌 まとめ

「ピッコロ・スクエア周辺地区」のタワーマンション建設計画、補助第26号線の延伸、そして大山駅の高架化。これら複数の巨大プロジェクトにより、大山は今後大きく街の様子を変える地域です。老舗の閉店は寂しさを伴いますが、新しい住民を迎え、街がより便利に、そして賑わいの拠点へと生まれ変わる日も近いかもしれません。

今後も折を見て、ハッピーロード大山を中心とした再開発の様子をレポートしていきます。

この記事を書いた人

なりチャン

なりますチャンネルは、成増をベースに東京の城北エリア(板橋・練馬)の地域情報を地元目線でリアルタイムにお届けしていきます✉「子どもたちが地域の方々と触れあい、地域をもっと好きになってほしい」という想いで2022年頃に始めました。月間40万PV(2025年10月)。