2025年の成増は、長年親しまれた景色が姿を消す一方で、新たなトレンドやランドマークが誕生し、街の表情が劇的に変化した1年でした。今年、成増界隈を賑わせたニュースを振り返ります。
1. 成増駅に待望の「ホームドア」稼働(12月)

12月25日、東武東上線・成増駅の2・3番ホームでついにホームドアが運用開始されました。長年の懸案だった安全対策が形となり、駅全体が近代的にアップデート。利用者にとって、2025年を締めくくる最大の「安心というプレゼント」となりました。
2. 【すずらん通り・スキップ村】新陳代謝と再開発の胎動
駅前の主要商店街では、かつてない規模の新陳代謝が進みました。
- 老舗の別れ: 「活魚たまりば」の閉店や、「澤や」のビル建て替えに伴う北口一時移転など、長年親しまれた風景が変化しました。
- 若者文化の流入: クレープ専門店の連続オープンや、11月の学生起業家によるシーシャバー(Latte Cafe & Shisha)の誕生により、客層が若返りました。
3. 成増の新たなランドマーク「巨大壁画」完成、名称は『成るちゃん』に決定(12月)

南口近くのビル壁面に、巨大アートが5月出現し、「なりますチャット」がザワザワしました。12月には正式名称が「成るちゃん」に決定しました。「成増」という街の名にふさわしい前向きな愛称とともに、名実ともに街の新しい象徴となりました。
4. ラーメン・麺の新店が続々!激戦区のさらなる深化

5月にオープンした家系ラーメンの「町田商店」や「つけ麺 飛耀」、さらに6月の「伊東中華そば」など、実力派の新店が相次いで参戦。既存の名店と相まって、麺好きを唸らせる「グルメの街」としての地位を盤石にしました。また、臨時休業していた「べんてん」さんが7月に復活し、さらに食べログ100名店にも選出されました。
5. 問われる地域の安全性:相次ぐ凶悪事件と事故

光が差す一方で、地域の影の部分も浮き彫りになった年でもありました。
- 凶悪事件: 2月に成増3丁目で発生した死傷事件や、隣接する光が丘公園付近での8月の遺体発見事案が続き、住民に不安が広がりました。
- 交通安全: 1月に発生した「成増小学校入口」交差点での死亡事故などへの実効性のある安全対策を求める声が改めて強まっています。
6. 第39回「成増阿波おどり大会」の熱狂(8月)
8月7日、猛暑を吹き飛ばすほどの熱気で開催。新しく誕生した店舗と、古くからこの街を支える老舗が入り混じる通りを踊り子が練り歩き、新旧の成増が一体となる圧倒的な活気を見せました。
7. 成増マーケットの事実後の終焉と「昭和レトロ」の消失

建物の老朽化に伴い、戦後の面影を残した成増マーケットが静かにその役目を終えました。1月にはマーケットの象徴的存在であった「島人(しまんちゅ)」が閉店し、昭和から続く独特の活気が失われました。取り壊しに向けた動きが進む中、ひとつの時代の終わりを実感する出来事となりました。
8. 北口商店街:シャッターが増える中で見せた盛り上がり
近年、空き店舗(シャッター)が目立ち、かつての活気が失われつつある北口商店街。しかし、2025年は「なります北口なつまつり」などの独自イベントが開催され、多くの人で賑わう盛り上がりを見せました。
9. 「EQUiA成増」利便性向上、待望の31オープン
駅ビル内のリニューアルも進み、待望の「サーティワン アイスクリーム」が12月にオープン。駅利用者の動線上に新たな楽しみが増え、幅広い世代から歓迎されています。
10. 空前の「ピラティススタジオ」出店ラッシュ、2026年には「リントスル」も
「SOELU成増店」や「マピラ成増」など、駅周辺にマシンピラティススタジオが11月に続々と誕生。さらに2026年2月には南口に「Rintosull(リントスル)成増店」のオープンも控えており、成増が「ピラティス激戦区」へと変貌を遂げた象徴的なトレンドとなりました。
さいごに

2025年の成増は大きな変化の年となりました。
駅のホームドア設置や巨大壁画の誕生、そして新たなカルチャーを運ぶ新店ラッシュは、成増が次なるステージへと歩み始めた希望を感じさせるものでした。

一方で、長年街の情緒を支えてきた「昭和レトロ」な風景の消失や、相次いだ事件・事故、そして北口商店街が直面する課題は、私たちがこの街の「安全」と「持続可能な発展」について、真剣に向き合うべき時期に来ていることを示しています。

新しいものが増える喜びとともに、この街が本来持っていた温かさをどう守り、誰もが安心して暮らせる環境をいかに整備していくか。
2026年、変化の波を乗り越え、成増がより良く「成って」いくことを心から願ってやみません。












